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「……母さん？」
ここからでは表情が分からない
様子を伺う様に少し近くによろうとしたとき
「ーーーーー何だ見たんだ」
小さな声が聞こえた
確かに、母さんの声
「ーーー母さん？どうしたの？」
なぜか自分の声がふるえてる
「あなた何か産まなきゃよかった」
「…ぇ？…何言ってるの？」
母さんはいつも優しい暖かい
笑顔をしてくれる人
今日の母さんは、母さんではない。
目の前にいる母さんは、
俺の知っている優しい笑顔なんてしていない
すごく冷たい目をしてでも、笑っているんだ
「翔昨日見た男の人どうだった？」
なかなかのイケメンじゃない？
何てクラスの女子なみの発言をしてくる
じっと冷たい目を向けながら
近づいてくる
「翔どうしたの？そんな、怯えたような顔をして…」
「…母さんの方が、どうしたの？
…何かへんだよ？」
平然を装ってみるが
きっと最高に顔は引きつっているだろう
おまけに声が途切れる
「お父さんの事一度も好きになれなかった」
ーーーーーぇ？
何？どうなってる？
聞きたくない・聞いてはダメ
身の前にいる母さんで、
母さんではない人も見たくなくて
動けなくなってる足に
何とか力をつかって
逃げるように家を飛び出した
走って 走って頭の中をスッキリさせたくて、
さっきの事をなかった事には
出来ないのに、
とりあえず、現実逃避がしたかった。
夢中で走っていると、
よく見る後ろ姿が目に留まり
速度を少し落とし声をかけた
「おはよっ松潤！」
「あぁ、翔さんか。おはよ」
朝は、ローテンションからはいる
松潤だから、
一緒に学校へ向かうが会話は無い
でも、今はそれがいい。
さっき走った動悸と
感情が入り乱れたのを
整理は出来そうにないが、落ち着かせる
…松潤でよかった。
相葉君だと…想像するのも恐ろしい←
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朱花＊(プロフ) - あらもさん» はじめまして☆嬉しいお言葉ありがとうございます♪これからもよろしくお願いします(^^)って返信したつもりでいました…すみませんorz (2013年4月20日 13時) (
レス) id: d925f59b81 (このIDを非表示/違反報告)
あらも(プロフ) - はじめまして！ いつも読ませてもらっています。 このお話ほんとに大好きで更新されている度嬉しい気持ちになります笑 更新楽しみにしています！ 頑張ってください (2013年4月13日 8時) (レス) id: 3742f23470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱花＊ | 作成日時：2012年11月25日 11時
