看病(2) ページ40
お兄さんの部屋は家具は少なくて、でも纏まっていてすごい素敵な部屋だった
なんか男性の部屋って感じ
やっぱりオシャレだ
机の上にポカリとか飲み物系を置いていたら
冷えピタを見つけた
「お兄さん、冷えピタ貼ります？」
兄「冷えピタ…貼ってみるか。諒はすごいこれ嫌いだよな」
「あっ、そうなんですね？」
兄「そう、みたことない？動画で」
「こんど見て見ます」
お兄さんが楽しそうに笑うから私もつい笑ってしまった
お粥を作ろうと立ち上がったが、冷えピタを貼ろうとしてなんか裏返ったり上手くできないお兄さんが見えてしまいつい「……貼りましょうか？」と声をかけたら「…よろしく、」と少し恥ずかしそうだった
布団から上体だけ起こしているお兄さんに近付いてお兄さんのおでこに冷えピタを貼る
兄「…っめてぇ…けど、きもちいー…」
「ふふ、そうですよ。じゃあ作ってきますね」
兄「…ん、ありがとう」
お兄さんを背にキッチンを借りておかゆ作り
お粥の素は買ってきたから、お鍋を借りてそこに素と卵を入れて温める
だしの素も加えて混ぜてればできあがり
いい感じに温まったかな
お椀に盛って梅干しも1つ乗せて
「すみません、お待たせしました」
とお兄さんの布団の元へ
ゆっくりと起き上がろうとしているお兄さんをお手伝いする為、机の上にお粥を置いてそっと肩を貸す
兄「ごめんな、迷惑かけて」
「いえいえ！全然！」
お粥を見せると「美味そう」と言ってくれて少し安心した。食欲はあるみたい
スプーンでお粥をひとくち分取り、軽くふーっと息をふきかけ…ってなにやってんだ私
「ごめんなさい！ついこの前園児も熱出た子がいて食べさせた子がいて、えへへ」
再度お椀にスプーンを戻すと
兄「たべさせてくれねぇの、？」
「へ、？」
兄「最初は恥ずかしいかなーっておもったけど、Aちゃんならいーかなって。だめ？」
「あっいえっ、！ダメではなく……！じゃぁ…」
まさかお兄さんにそう言われると思っていなくドキドキしながら再度スプーンにお粥を掬い、軽くふーふーしてはお兄さんの口元へ…
兄「…ん、んまい」
「……へへ。よかった…、もう一口たべますか？」
兄「ん、食べる」
何度か、繰り返すとあっという間に最後のひとくち
最後のひとくちもしっかり食べてくれて、私としてはひと安心
兄「ごちそうさま」
「おそまつさまです」
「よし、」と、食器を持ってキッチンへ行こうとしたがお兄さんに腕を掴まれた
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梍鵺(プロフ) - ああああああああ(尊死) 夢主がかわええ……() (2020年8月7日 4時) (
レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
れんや(プロフ) - なっちーさん» 読んでくださってありがとうございます！いやぁ、かっこいいですよね…お話の兄クロさんがかっこよく表現出来てたなら良かったです…(;_;)続編も頑張ります！ (2020年4月2日 18時) (レス) id: e265e92828 (このIDを非表示/違反報告)
なっちー(プロフ) - 兄クロードカッコいい…続編も楽しみますね！ (2020年3月29日 21時) (レス) id: 93f1e472f5 (このIDを非表示/違反報告)
れんや(プロフ) - junさん» ありがとうございます…！そう言っていただけて本当に嬉しいです…！兄クさんとのこの続編も書くつもりでおりますので、お待ちください〜！！ (2020年2月21日 20時) (レス) id: e265e92828 (このIDを非表示/違反報告)
jun(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても楽しく読ませていただきました！続編など楽しみに待ってます！ (2020年2月21日 16時) (レス) id: 37d10c3172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんや | 作成日時：2020年1月29日 5時
