いちばん近くていちばん遠い。【ky】 (ページ9)

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エピソード7 ページ9

レトくんはみるみるうちに伸びていった。
それと同時に私とゲームをする時間も減って行った。

彼のやりたいことを応援したのはいいものの、それはどこか心にぽっかりを穴が空いた感じがして辛かった。

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そんな時、私はTwitterを始めた。

同じ、教育学部の友だちにやってみなよといわれて、ただ呟く為だけにインストールした。

ふつかに一回、多くていちにち一回、それぐらいのペースでTwitterをしていたらあるアカウントにフォローされていることに気がついた。

誰だろう？そういって真っ白なアイコンをタップする。

【フォロワー】
クロネコ @sior_ky

一人だけ私のことをフォローしている人がいる。

少し怖いなと思った。

なにか目的があって近づいているのかなと怪しんだりもした。

だけど彼も純粋にTwitterを楽しんでいるだけのようで、

【今日はのぞみーるのドラマを見たぞー！】

【久しぶりにあのゲームを友達としたわ。】

【サッカー！！日本代表！！！おめでとう！！】

そんな日常的なことをただ淡々と呟いているだけだった。

いつの間にか私は彼のツイートを下まで見返していた。ひとことのが多かったからすぐ終わったのだが、好きなものが驚くほど似ていて、妙に親近感を感じた。

それから私はクロネコさんにリプを送ってみた。

【今日は13日の金曜日だー！！！】

⇒【ジェイソンのゲーム私よくします！】

⇒【マジですか！？俺今してますよww】

この人、面白いな。