私はヴィランの仲間【ヒロアカ】 (ページ3)

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3話ページ3

無個性だと分かったら冷たく接するようになる親がいると聞いたことがあった。
しかし私の両親達は今まで通り、優しく接してくれた。
私はそんな2人が大好きだ。
周りの友達も、普通に接してくれた。
こんなにも幸せならば、自分に個性が無くても良いんじゃないかと思い始めた。
そんな幸せな日々は過ぎていって、小学生4年生になったある日
いじめが起こった。

クラスの子1「そう言えばAって無個性らしいよ」

クラスの子2「マジで！？」

クラスの子3「え、旧人類じゃん」

集団生活をしている中で異質物は取り除かれる。
いじめる理由として1番簡単だったのだろう。
私は無個性を理由として、いじめられ始めた。
両親には勿論言わない、私を無個性に産んでしまったことを気にしている2人に無個性が理由でいじめられているなんて知られるわけにはいかない。
友達はいじめの標的が自分に移ることを恐れて、見て見ぬ振りをした。
学校に味方がいない私にとって優しくしてくれる両親は生きる理由になるほどのものとなってきた。
ヒーローも私の生き甲斐だ。
ヒーローならいつかこの状態から助けてくれるんじゃないかと思った日もあった。
そんなことは無いだろうと分かっていても

そんな日々は遅く過ぎていき、小学6年生後期。
私が住んでいる地区でヴィランが暴れた。