男子校だなんて聞いてない【歌い手】

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こいつらと居たら、時間があっさりすぎる。




｢AA！海見えてきたで！｣

｢おー、きれい｣

｢どうせ死んだ魚とか浮いてるだろ｣


なんて現実を見せる浦田。そいつの頭にチョップが入る。


｢痛てぇ！！｣

｢そんなこと言うのかお前は！｣

｢いや現実だし！｣



いや、うるせぇな。

男子ばっかりだとこんな騒がしくてむさ苦しいのか。

着いたらまずは海で自由水泳、水遊び、遠泳と書いてある。


｢…ぅ、酔ったわ｣

｢吐くならあまちゅの頭な｣

｢やめろ｣


酔った、なんて言って口を抑え青白い顔をする坂田。私は前の席に座ってる人の頭を叩いてそこに吐けと言う。



▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


さかたんは吐かずに海についた。


寮生活メンバーで部屋に入る。

木製の大きな部屋。

窓からは海がキラキラと光って見える。


｢海入るから、水着に着替えて｣


うらたんがしおりを見てそう言う。

私は体操服の中に来ていたので脱ぐだけでOK。


｢へっ？！A？！｣

｢あ？｣


顔を真っ赤にするさかたん。

それに気づいて、ひょっこりと顔を覗かせるまーしぃ


｢……中に着てたんかよ。｣


ちぇっ、なんて言ってふくをきがえるまーしぃ。私はニヤッと笑ってからかった


｢何？期待したの？｣

｢してないわ！！ぼけ！！！｣



反応したのはさかたんだったけど。

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