男子校だなんて聞いてない【歌い手】

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｢俺からいい？？｣



そう言ったのはさかたん。

口元を手で隠して私から目をそらしながらそう言う。



｢いいですよ！｣

｢一言言うと、俺の心臓が持たないから無理や。｣

｢訳わかんないですね！！！！持病ですかね？！｣



まふくんがにこやかな顔で許可を出したが意味不明な回答で笑顔で訳分からないと返す。



｢じゃあ僕。｣


手を挙げたのはあまちゅ。

明らかにこの謝罪会見から抜けたそうな顔。



｢どーぞ！｣

｢正直いって、女の子は、女の子だって思った。｣

｢なんか意味深すぎて状況が全く掴めませんね！！｣

｢ちょっと待て女の子は、女の子ってなんだ。最初から女の子だよおいこらあまちゅ。｣




まふくん笑顔で許可とるが意味深すぎて状況が伝わらなかった模様。

それより私が女の子じゃないみたいなのやめろ。



｢じゃあ俺いっていーか？｣

手を振りながら挙げるセンラさん。

私と目が合わない。明らかに逸らしてるよな？？？


｢…どうぞ｣

｢これから生活すんの困難やわ。｣

｢ほんとに何があったんすか。｣



まふくんなんかもうごめんなさいって感じ。

聞けば聞くほど不安になってるのが目に見える。



｢はいはーい。｣


次はまーしぃ。

今度は目が合った。良かったわ。

｢……あ、どぞ。｣


どうしたまふまふ。


｢ぬーん。色気やばいなぁ、Aでもそんなこと出来るんやなぁー、足めっちゃ好みやんー｣

｢それは個人の感想では。｣



まふくん真顔やめてってかなんなのこれ。

私のことめちゃくちゃ言われてるんだけど。

というか私に色気なんてないんだよこの体力バカゴリラが色気とか目が狂ってんのか。


｢Aちゃんは、体力バカゴリラでは無いなぁー、今回の事件で。｣




エスパーかまーしぃ。

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