男子校だなんて聞いてない【歌い手】

ここに決めました。とか言ってない ページ1

｢は、なんで………？？｣







想像をはるかに超える寮生活メンバー。


周りを見てもおかしい人ばかり。







私の思っていた青春は、








一体どこへ。









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｢……本当に……ここでいいんだね？？｣





｢……？はい。｣



これで何度目だろう。

どうしてそんなにぎょっとした顔でみんな驚くんだ？


短い髪をボリボリかきながら、適当に返事する。


私はただ………






女子校に行って、女子にモテたい！

男にきゅんきゅんしないし守られるんじゃなくて守りたい。


近くの高校に『じょし』と付く高校があったのだ。

これ以外女子校が近くになく、私は裏田貫女史高等学校(うらたぬきじょしこうとうがっこう)を選んだ。


べつに制服も自由だし、ちょっと偏差値低いけど、まぁ平均ぐらい？



しかも音楽科という。

私は歌がすごい好きだし歌手になりたいと思った。

なかなか私にぴったりだ。


ここしか私の行くとこがない！！！

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