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｢…センラくん。なんの用で？｣
まふは目を開けた。驚きで大きな瞳がもっと大きく見開かれる。だけど、声は冷静で淡々としている。
答えもしないセンラさんを、キッと強く睨んで私を引っ張る。突然まふに抱きしめられ、センラさんは抵抗せずに呆れた表情で軽く笑ってパッと手を離す。突然センラさんに手を離され、私はまふに寄りかかる体制になる。
｢簡単過ぎやと思いませんでした？…このお題｣
笑顔を貼り付けたようなセンラさんの声にまふは思わずビクッと体を震わせ、私を抱きしめる力を強くする。
｢……お題は変更です。僕の膝の上にすっぽりAさんが収まった状態で、もう2本お二人で行ってください。僕のこと、殴ったりするならどうぞお好きに。｣
｢…っへ、変更なんて出来ないでしょ、普通…｣
｢まふくん、知らなかったんですか？僕らは《運営側》の端くれですよ？｣
ただのアルバイト、されどアルバイト。立場は圧倒的上。
私より、まふ。まふより………センラさん。弱肉強食。
モニターの文字はセンラさんの言葉通りに変更されていた。センラさんは私たちのクラスメイト。そして、浦田たちの幼なじみ。…きっと、私よりも辛いんだろう。幼なじみが、自分達の捕獲作戦を邪魔するのだから。
まふの手が怒りに震えている。
｢…っ、ほんと、契約通りじゃない…！｣
｢あぁ、まふくん契約書読んでたんですね。律儀ですねぇ…高校生男子にしては。｣
｢じゃあお金返してくれませんか？もう出ます。運営側に邪魔されるのは懲り懲りです。聞いてません。｣
まふの意見なんて聞こえてないように無視し、白い床に尻をつけた。そして私に手を広げる。優しい瞳のまま、柔らかな笑みで。
｢…おいで、まふまふさんには手ぇは出しませんから｣
赤い瞳を揺らしてまふは不安そうにセンラさんを見つめた。私はまふを見つめて彼の手を軽く押した。彼は駄々をこねることも無く、手をゆっくり離す。
｢…じゃあ、始めましょか。｣
センラさんの声でまふは1本ポッキーを手に取る。
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しらす - は？猫耳さかたんとか天使かよ (2019年4月23日 13時) (
レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - Blackgirlさん» コメントありがとうございます。続編もご期待に添えるよう頑張らせていただきます (2019年2月24日 15時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - 歩さん» コメントありがとうございます。続編もよろしくお願いします…！ (2019年2月24日 15時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
Blackgirl(プロフ) - みんな一途で可愛い。続編期待してるで。 (2019年2月22日 23時) (レス) id: 61c7222caa (このIDを非表示/違反報告)
歩 - ついに続編ですか！！おめでとうございます！黒幕も出てきた(？)事だし、これからの展開が更に楽しみです！続編もふぁいとですっ！ (2019年2月22日 20時) (レス) id: 13020661c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょうゆのすけ | 作成日時：2019年1月21日 16時
