第16話 ページ17
ホテルの中に入ってからはお互いに口を開かなかった。
大毅は慣れた手つきで部屋をとる。
(よく利用してるんだろうな、、、)
そんなことをふと考えてしまった。
切なくなってしまった。
でも、そんなこと思ってる暇なんてない。
この人はいくら外面がよくても、大切な芽衣を傷つけた張本人なんだから。
やってやる。
ここまで来たら、私にどっぷりハマらせて捨ててやる。
そんなことを考えながら、2人で部屋に向かう。
ガチャ
重「、、どうぞ」
『、、あり、がとう』
お互いにぎこちない態度で部屋に入った。
『綺麗な部屋d、、、、っんぅ、、、』
私は空気を変えるために振り返って声をかけると、突然キスされた。
重「、、、、もうあかん、、、、我慢できへん、、、」
『え、、だ、いきっ、、、んっ、、、やっ、、、んんっ、、、』
ドサッ
大毅はキスをしながら、私をベッドに押し倒した。
ちゅっ、ちゅう、、ちゅ、ちゅっ
『だ、、、、いきっ、、、まっ、、だ、、め!!』
キスが止まらない大毅の胸を何とか押し返した。
このままじゃ大毅にされるがままだ。
一旦落ち着かないと。
『…シャワー、浴びよ?』
重「、せ、やな」
何とか落ち着いたみたいでよかった。
重「先に浴びて来ぃ」
私はいろいろ悟ってしまい、素直にそうすることにした。
ジャーーーーーーー
、、、、落ち着かないと。
私が落とされかけた。
それだけは何としても避けないと。
てゆうか、今から、、、、、するってことだよね?
き、緊張してきた。
久しぶりすぎる。。。
上手にできるかな。
って、そんなん考えてる暇ない!!
さっさと上がらないと!
ガチャ
『お先、です。。』
お決まりのバスタオル1枚で上がってきた。
重「おう、じゃあ俺も行ってくる」
大毅は私を見ないようにして逃げるようにシャワーに向かった。
ふぅ。
よし、深呼吸。
大丈夫。できる。私ならできる。
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はる汰 | 作成日時:2020年10月26日 20時