気まま少女の悪女倒しの旅〜烏野編〜

本当に支えてきたわけ？ ページ26

貴「本当に支えてきたのかい？」

中「は？」

貴「君は、マネージャーとして、本気でみんなを支えてきたのかって聞いてるんだ…

支えてきたって自信を持って言えるの？」


中「当たり前じゃないのよ…」

縁「嘘ですよね？」


力君がまっすぐ中宮を見ていった。

縁「中宮さん部活の時間始まってもなかなか来ない時多いですよね？先生の手伝いとか言ってましたけど…


俺、見ましたよ？教室で友達とずっと話しているところ。

それも、一回じゃなくて3回くらい」


中「…なんで…」


もう、逃げ場はないんじゃないのかな？

貴「中宮、君じゃなくて、潔子ちゃんがみんなから愛されていた理由を教えてあげよう」






美人だから？



そんなのじゃない。






仕事の手際がいいから？


そうでもない。









貴「選手を支えようという気持ちが120%あったからだよ。


君は愛されたかったんだろう？



なら中宮は、愛されるために何をした？

何もしない人が愛されはしないよ…


それが、





中宮と潔子ちゃんの違いさ」






もうわかったよね…君は考え方を間違えてしまったんだよ。


愛されるためには、愛されている方を陥し入れればいいだなんてね…

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