再び恋をはじめます【緑】 (ページ6)

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楽しそうに盛り上がってる六人を横目に、
わたしはドリンクをゆっくりと飲む。

絶対わたしいらなかったよね？あとで四人目が来るなんてことも言われてないし。お手洗いでも行ってこようかな、と席を立とうとしたら

「ごめん遅れた！」

勢いよくお店に入ってきた男の人がわたし達がいる席まで来て、息を切らしてる。

「阿部おせーよ」

「ほんっとごめん！ちょっと色々あって、」

樹くんがあべべ早く座って！と促すと、空いてる席を確認してわたしの目の前に座った。

……やっぱり。嫌な予感的中した。

「えっと、阿部亮平です」

「ミナです♡」

「カナでーす！」

「サエです！」

『……A、です』

わたしが名前を言った瞬間、三人を見ていた亮平がえ？とわたしの方を見る。見開かれた瞳とぱちっと視線が重なって、時間が止まったような感覚に陥る。

それを破ったのは翔太くんだ。

「二人知り合い？」

「えっと…」

『…初めましてです。そうですよね、阿部さん？』

ニコッとして亮平に問うと、あははって苦笑いをするから、嘘が下手なの変わってないな

「ねー俺そろそろ野郎に挟まれてるのしんどいんだけど！」

「師匠それ俺としょっぴーに失礼だから！」

「亮平くんも来たし、そろそろ席替えする？」

「サエの意見に賛成の人ー？」

「「「はーい！」」」

サエの意見にわたしと亮平以外の5人が手を挙げたから強制的に席替え。亮平はミナの隣になって、わたしは翔太くんの隣になった。亮平と席が離れて、少しだけホッとした。

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