再び恋をはじめます【緑】 (ページ13)

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午後からの仕事に合わせて準備をしているとピンポーンと鳴ったインターホン。誰だろうと思って確認すると、翔太とふっかがオートロックのドアの前に立っていた。

今開けるね、と伝えてオートロックを解除して少しすると再び鳴るインターホン。今度は玄関先のもので、開いてるから入ってきていいよ、と伝えた。

「まじ昨日ビックリしたんだけど」

「何の話？」

「阿部やっぱりAちゃんと知り合いだっただろ」

「あー…(笑)」

その話か、とこれから聞かれることを理解したから大学の後輩だったんだよって伝える。

「じゃあ頭いいんだ？」

「そうだね」

「それでいて可愛いしスタイルもいいし、完璧だな」

「わ、なべが人のこと褒めるなんてめずらし！」

「は？」

「ははっ！翔太が怒った(笑)」

翔太は普段人のことを褒めないのに珍しく褒めたものだからふっかが驚いてる。それに俺だってビックリだよ。メンバーのことだってあまり褒めない翔太が、Aを褒めるから。

少しだけ、胸の辺りがザワザワする。

「そういえばなべ昨日Aちゃんに連絡した？」

「やべ、してねーわ」

「え、Aの連絡先知ってんの？」

「ミナちゃんに教えてもらった。
ちゃんとAちゃんの許可もとったし」

「翔太狙ってんだって！Aちゃんのこと」

アオハルだなぁー、と翔太をいじるふっか。
それに対してやめろよって顔を赤くしてる翔太。

胸の辺りがザワザワしたのは、このことを予感してたのか

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