いわもとくんのお気に入り【黄】 (ページ43)

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どうやらひーくん達はお仕事の合間の休憩中らしく、再開は16時からだそう。

「ちょっとお茶しない？」ってふっかの言葉に、私もレイもこの後用事がなかったから二人の休憩が終わるまで付き合うことにした。

近くのカフェに入って四人席に案内してもらう。
もちろん私のとなりにはレイが座って、私たちの向かい側にひーくんとふっかが座る。

ここだけ異空間じゃないの？ってくらい向かい側に座る二人がキラキラしていて、正直バレてしまうんじゃないかって心配だけど

当のお二人は周りの目なんて気にしてないっぽくて、つけていたマスクを外して、恐ろしいほど整った顔面が現れるから自然と加速する心臓。

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深澤「何飲む？」

『私ブラックコーヒーにします』

深澤「うわーレイちゃん大人だね」

『そうですか？』

深澤「ブラック飲めるのは大人だと思うよ」

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いつの間にか仲良くなっていたふっかとレイ。

私の推しと私の友達が普通に会話してるなんて信じられないよ…ほんと夢でも見てるのかな、私

なんて思ってたらひーくんが「Aちゃんは何にする？」ってメニューをこちら側に向けてくれる。

前から思ってたけど、ひーくんてほんと優しい。

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「わ、私はミルクティーで、」

岩本「おっけ、」

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すみませーん！と店員さんを呼んでくれたひーくんは自分のと私のも注文してくれて、レイもふっかも各々飲みたいものを注文する。

しばらくして注文した飲み物が届いて、飲み屋さんじゃないのに謎にかんぱーいってカチンとカップを合わせる。

カップを合わせたあと、すごい飲みっぷりで飲むふっかに「お前飲み屋じゃねんだぞ？」って少し呆れ気味のひーくん。

そんな二人をみてると自然と笑えてきた。

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