いわもとくんのお気に入り【黄】 (ページ38)

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……やっべぇ、言ったわ。

電話を切り終えてから緊張が解けて、
ライブの後でもかかない汗の量をかきはじめる。

すっげぇ緊張した。
俺ちゃんと告ったんだよな、

これからどうなるかは俺次第だよな

まじでいくら親友のふっかでもAちゃんだけは渡せねぇな、なんて思いながらもふっかのおかげで自分の気持ちをぶつけることが出来たから、一応報告だけしとくか。

照俺告ったわ

ふっかに報告だけしてベッドに大の字で寝転がる。

まじやべぇ、振られたらどうしよ、と不安に駆られて広げていた両手で顔を覆う。

ふかざわたつやお、まじ?

ふかざわたつや頑張ったじゃん。わら

ふっかにメッセージを送ってから少し時間が経った。
2回連続でなる通知。

それはふっかからだったんだけど

いや、わらってなに？
頑張ったじゃんのあと、わらはいらなくね？

お前馬鹿にしてんだろ？って送ったら、そんなことねぇよ。わらって返ってきてまじこいつわら付けねぇと会話できねぇのか？と呆れてしまう。

ふかざわたつやどうすんの?これから

いや、そこにはわらつけんのかい！なんて思わず心の中でつっこんでしまう。

……これから、か。
何も考えてなかった。まじどうしよう。

照どうしたらいい?

ふかざわたつやそんなの自分で考えろよ!わら

ふかざわたつやまあ普通に遊び誘えば?不安なら俺もついてくし

遊び誘えば？ってざっくりしすぎだろ、
まじでふっか適当すぎ。

応援してくれるならもっと教えてくれよ、なんて思いながらもわかったと返してふっかとのやりとりは終わった。

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