いわもとくんのお気に入り【黄】 (ページ34)

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………なんか変なこと送ったかな、

既読のマークはついているのに、いつまでたってもAちゃんから返事が来ない。

浮かれすぎてんのバレて引かれた…？
それだったらまじで俺しんじゃうんだけど、

やっと連絡取れるようになったと思ったら、もう終わり？ふっかがせっかく繋げてくれたのにそれを無駄にすんの？

そんなの絶対駄目だろ、

照今電話いい?

こんなすぐに終わりにしたくなくて、再度送ったメッセージ。

めんどくさいやつだって思われたかもしれない
返事を送ってないのにメッセージを送るなんてしつこいやつだって思われたかもしれない

不安な気持ちばかりが募るけど、
送ったメッセージをもう消すことは出来ない。

目を瞑って祈るような気持ちで待っていた。

すると瞼の向こうで光るスマホの画面。
瞼を持ち上げて確認すると、表示されていたのはAちゃんからのメッセージ。

A大丈夫です、

すぐに電話を掛けた。

何を話そうかなんて考えていなくて、
ただ、Aちゃんの声をすぐに聞きたかった。

電話に出たAちゃんの声は緊張しているのか少し小さくて、だけどこの前聞いた時と変わらない落ち着く声だった。

．

岩本「久しぶり、Aちゃん」

「お久しぶりです、」

岩本「元気だった？」

「…元気です、」

．

俺が質問したことをそのまま繰り返すような返答にすらかわいいと思ってしまう。

……もう重症かもしんない。

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