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急に呼び出してごめんね。
時間とか大丈夫?


と、聞いてくれるひーくんはほんとに優しい。
今まで出会ってきた人の中で一位、二位を争うくらいの優しさなんじゃないかなって思う。















「ぜ、全然大丈夫です!」


岩本「ならよかった」
















話してる間は終始目を細めてふわふわと笑ってて、
ひーくんの人柄がこの短時間で少しわかった気がする。




そんな私の隣ではいつの間に意気投合したのかレイとふっかが楽しそうに話してて、それにちょっとヤキモチ妬いちゃったり。
















『普段この子すごいうるさいですよ』


深澤「ふは、まじ?笑 どんな感じなの?」


『ずっとこのふっかかわいい!とか今日ふっかテレビに出るんだよ!とか言ってます』
















ちょ、ちょっとちょっとレイさん!?

ふっかに余計なこと言わないでよ!


いや、ほんとのことしか言ってないけどさ?
そんなこと伝えたら私がふっかのこと大好きなのバレちゃうじゃん!!





なんて私のアワアワと焦ってる姿を見たひーくんは少し寂しそうな表情をして、ふっかのこと大好きなんだねって笑う。



…ふっかのこと大好きだけど、
なんでそれでひーくんが悲しい顔するんだ?















「ひーくん…?」


岩本「ふっかのことこれからも応援してあげてよ」















いつもと同じ顔で笑ってるのに
なんだかいつもと違うんだ。



いつもなら目を細めて笑ってる姿から
優しさとかかわいさとかが溢れ出てるのに、

今日のひーくんはどこか苦しそうに笑ってる。




だけど私は、その理由がわからない。







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作者名:陽梨 | 作成日時:2020年8月9日 23時

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