いわもとくんのお気に入り【黄】 (ページ13)

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本人たちが登場して盛り上がる会場。

私も他の子に負けないように大きな声を出してペンライトを振る。その横でレイは何も考えていないような表情で周りに合わせてペンライトを振ってる。

ファンとファンじゃないとでこんなにも差がでる？ってくらい、やっぱりレイはSnowManに、いや、ジャニーズに興味がないらしい。

そんなレイだけど

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『あそこにいるのふっかじゃない？』

「あ！ほんとだ！」

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優しい上にすっごい目がいいから私がふっかのことを探してたら、それに気づいて直ぐに見つけてくれて教えてくれる。

ほんとよくできた友達を持ったと思う。

そんなことを考えていたら、あっという間にライブは中盤に差し掛かる。

その時、ふっかがつけていると噂されている香水の香りがして、キョロキョロと近くを見渡すと、すぐそこに私の大好きなふっかがいて

あとちょっとで手が届きそうなのに～、とふっかのことをじっと見つめていたら、パチッと交わる視線。

くしゃっと目を細めて笑って、私に手を振ってくれて、私も振り返す。

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………やばい。
ふっかカッコよすぎだし、笑顔かわいすぎる。

しかも手まで振ってくれるなんて。

今日が私の命日かもしれない、と嬉しさに浸っていたらふっかが私が持っている団扇に気づいて、言う。

．

深澤「それ照のこと？」

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