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「レイ〜今日授業のあと暇?」


『なに?タピオカ行きたいの?』


「せーかい!えー!すごい!以心伝心だねぇ」















レイは大学入ってからの友達なのに
ほんとに私のことをわかってくれてる。


というか、


私が考えてることを当てる天才。




まじで気が合うし、なんでも話せるし


レイがいなかったら
たぶん私大学辞めてるもん。笑















「この辺ね、ひーくんがよくタピオカ買いに来るんだって」


『あ、そう。ひーくんって岩本照?』


「え!すごい!なんで知ってるの?」


『Aがいつもふっかの親友だのなんだの騒いでんじゃん。笑』















Aといたら嫌でもSnowManのメンバー覚えちゃうって嫌そうな顔をするけど、実際嫌なんて1ミリも思ってないんだろうなー


知ってるよ、それくらい。笑


レイと気が合いすぎる私なんだから!
















「んー!やっぱり美味しい!」


『Aほんと好きだよね、黒糖ミルク』


「あったりまえよ!王道は世界を救う!」


『何言ってるのよ。笑
てかちゃんと前見て歩かないとぶつかるよ』


「そんなこと言われなっ…!?」
















そんなこと言われなくてもわかってるよーだ!




そう、言うつもりだった。






私はレイの方を向いて話しながら歩いていたから
前から人が来てることがわかっていなくて、


勢いよくぶつかった。















「…った、」


「すみません!大丈夫ですか!?」


「だ、大丈夫です!」















こちらこそごめんなさい!と顔を上げたら



どうやら私がぶつかったのは
黒マスクをしてるガタイのいい男性で


恐らくぶつかった時の衝撃で
持っていたタピオカをぎゅっと握りしめたんだろう。




男性が着ているTシャツに
思いっきりぶっかけていた。






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作者名:陽梨 | 作成日時:2020年8月9日 23時

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