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宇佐美「さっきの言えばー?」


諏訪「あれで良いと思うけど」


『右に同じくー!』


この教室での順位が高い三人が言ったのを境に皆が頷き始める。

甲斐なんか机蹴っちゃった、つかそれ私の机やん。


茅野「景山澪奈は…今年の全国大会でドーピングしたことがバレて自 殺した。」


そう、それで良いの。これで皆解放されるんだから。


柊「それで良いんだな?」


甲斐「しつけぇな!それで良いに決まって」


柊「茅野に聞いてんだ!」


かなり驚いた、ぶっきーが怒鳴ったのを初めて見たからだ。

今まで、誰にどんなことをされても怒らなかったぶっきーが初めて怒鳴ったから。


柊「お前が景山の何を見てきて、何を見てこなかったのか。」


茅野「今更何を言ったって、澪奈は蹴ってきません。」


柊「景山を失った過去は変わらない、けどお前の未来は変えれる。

自分自身で考えて答えを出すんだ。」


『…じゃあ何、私らの答えじゃダメなわけ?

なら最初から私ら巻き込むなよ!』


柄にもなく、近くにあった机を蹴飛ばしてしまった。

皆驚いている、それもそうか。何があってもここまでキレることはなかったから。



宇佐美「同感、もう答えは出てるから。

澪奈は水泳界のプレッシャーに押されてドーピングに…」


茅野「違う!」


茅野はここであったことを話し始めた、もちろん虐めの事も。


茅野「私は、澪奈から手紙を貰いました。」


【 私とさくらは違う、プロレスネタとか分からないしずっと合わないと思ってた。
だからもう話しかけないで。
さくらとは友達になれない。 澪奈 】


茅野「やっぱり私と澪奈じゃ釣り合わないんだって、私も澪奈を避けるようになりました。

そして、澪奈を無視するようになって…最低です。

澪奈はきっとそれが辛くて…」


なにそれ、それじゃあまるで私達が悪いって言ってるようなもんじゃないか。

このままじゃ、クラス皆で仲良く裁きを受けることになるじゃん…ふざけんな。


宇佐美「何それ、それじゃまるでうちらが自 殺の引き金引いたみたいじゃん。

は?何?うちらを主犯にしてぶっきーに裁いてもらいたいの?」


茅野「そんなつもりじゃ…」


宇佐美「だいたい自分が一番の親友みたいに語っちゃってさ、そういうのまじムカつくんだけど。」


全く持って同感だ、茅野がここまで私らのこと嫌いだとは思わなかった。


諏訪「あんた、なんて呼ばれてるか知ってる?ねぇA、教えてやんなよ!」

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作者名:木とホタテのハーフ | 作成日時:2021年1月9日 3時

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