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柊「なぜこのクラスが人質になったのか」


それはきっと皆が知りたい事だろう、突然の問題に私達は戸惑いを隠せなかった。


柊「じゃあ、宇佐美」


誰も答えられずにいると香帆が名指しで指名された。


宇佐美「は?分かるわけないし。」


柊「いや、分かるはずだ。」


宇佐美「…皆がぶっきーに酷く当たるから」


は?そんな事でこんな仕打ち受けなきゃなの?

確かに私も時々ぶっきーにきつく当たることあったけど、そんな怒るかな。


柊「まぁ教師に対するリスぺクトはないよなぁ。

でもそんな理由でここまでスペクタクルな仕打ちはしないよ。

ヒントは…他のクラスには無かったことだ。

じゃあ、諏訪。」


諏訪「警察沙汰になったやつがいるー」


甲斐「てめぇ喧嘩売ってんのか!」


『甲斐、唯月に当たんないでよ。』


そう言うと甲斐に舌打ちされた、うける。


柊「甲斐が起こした傷害事件か、まぁそれも関係なくはない。」


そう言うとぶっきーは廊下側の一つ空いた席の近くに行く。

机を持ち上げ、がたんと音を鳴らして置き、その席に座る。


柊「分かってるはずだ、でも答えたくない。」


茅野「…澪奈ですか?

景山澪奈が自 殺した事ですか?」


やっぱり私は茅野が心底大嫌いだ。

茅野の答えは合ってたらしく、景山の席を立ち教壇に戻っていく。


甲斐「あいつは自 殺したんだ、俺らには関係ねぇ」


あいつは突然死んだ。嘘、理由が分からないくらい私も腐っていない。

きっと、私達のせいだ。そんなの皆分かっているはずだ。


柊「俺はそんな風には思ってない。」


逢沢「どういう事ですか?」


柊「この中の誰かが景山の自 殺に関わっている…かもしれない」


『これで誰も関わってなかったらどうすんの?』


苛立ってたせいか、自然ときつく言ってしまった。

そんな私の声は無視されてしまった。


柊「これから皆にはチャンスをやろう、なぜ景山は死んでしまったのか。

その理由を夜8時までに導き出せたら、ここから解放してあげよう。

ただし、回答は一回だけ。不正解の場合は…








誰か一人に死んでもらう。」

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作者名:木とホタテのハーフ | 作成日時:2021年1月9日 3時

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