__ ページ4
柊「なぜこのクラスが人質になったのか」
それはきっと皆が知りたい事だろう、突然の問題に私達は戸惑いを隠せなかった。
柊「じゃあ、宇佐美」
誰も答えられずにいると香帆が名指しで指名された。
宇佐美「は?分かるわけないし。」
柊「いや、分かるはずだ。」
宇佐美「…皆がぶっきーに酷く当たるから」
は?そんな事でこんな仕打ち受けなきゃなの?
確かに私も時々ぶっきーにきつく当たることあったけど、そんな怒るかな。
柊「まぁ教師に対するリスぺクトはないよなぁ。
でもそんな理由でここまでスペクタクルな仕打ちはしないよ。
ヒントは…他のクラスには無かったことだ。
じゃあ、諏訪。」
諏訪「警察沙汰になったやつがいるー」
甲斐「てめぇ喧嘩売ってんのか!」
『甲斐、唯月に当たんないでよ。』
そう言うと甲斐に舌打ちされた、うける。
柊「甲斐が起こした傷害事件か、まぁそれも関係なくはない。」
そう言うとぶっきーは廊下側の一つ空いた席の近くに行く。
机を持ち上げ、がたんと音を鳴らして置き、その席に座る。
柊「分かってるはずだ、でも答えたくない。」
茅野「…澪奈ですか?
景山澪奈が自 殺した事ですか?」
やっぱり私は茅野が心底大嫌いだ。
茅野の答えは合ってたらしく、景山の席を立ち教壇に戻っていく。
甲斐「あいつは自 殺したんだ、俺らには関係ねぇ」
あいつは突然死んだ。嘘、理由が分からないくらい私も腐っていない。
きっと、私達のせいだ。そんなの皆分かっているはずだ。
柊「俺はそんな風には思ってない。」
逢沢「どういう事ですか?」
柊「この中の誰かが景山の自 殺に関わっている…かもしれない」
『これで誰も関わってなかったらどうすんの?』
苛立ってたせいか、自然ときつく言ってしまった。
そんな私の声は無視されてしまった。
柊「これから皆にはチャンスをやろう、なぜ景山は死んでしまったのか。
その理由を夜8時までに導き出せたら、ここから解放してあげよう。
ただし、回答は一回だけ。不正解の場合は…
誰か一人に死んでもらう。」
110人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木とホタテのハーフ | 作成日時:2021年1月9日 3時