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里見「ぶっきーはまた作業中だ、盗聴の心配は何だろう。」
甲斐「なんだよ話って」
里見「中尾は多分死んでない?」
『…え?』
どういう事?殺してないってこと?
水越「蓮が居たの?」
真壁「姿は見てないんだ、でも部屋の中が少し見えて全く同じパンの食べかけが2袋あった」
石倉「いや、それだけで生存確定は無理があんだろ」
里見「あと、遺体のにおいが全くしなかった。普通なら多少は異臭が臭うはずだ」
石倉「それだって、遺体を別の場所に隠したり、バラバラにしてトイレに流したとか!」
水越「ねえ、どうしてそんなネガティブに捉えるわけ!?
本当に生きてるかもしれないじゃん!」
『でも、なんで殺したフリなんてするわけ?
しかも私たちの目の前で』
そう言うと誰かに抵抗をさせないためと言われた。
私は黙って涼音の背中をさすっていた。
逢沢「でも、先生には爆弾がある」
里見「問題はそこなんだ、リモコンさえ奪えれば逃げれたんだけどな…」
甲斐「だったら俺が奪ってやるよ」
別に甲斐達が何をしでかそうかどうでも良いけど、仮にぶっきーが殺したフリをしたのなら
私はぶっきーを絶対に許さない。
諏訪「A、大丈夫?」
『…あ、うん。ごめんボーっとしてた。
どうしたの?』
諏訪「ちょっとトイレ行こ?」
『あ、いいよ!』
そう言って唯月とトイレに行くと、隣の男子トイレから話し声が聞こえた。
宇佐美「皆の前で懺悔させようとしたって無駄だから。
それこそあんな投稿バレたら今まで作り上げてきたものが全て崩れ去る。」
柊「随分やり逃げXに肩入れするんだな。
名乗り出なきゃ誰か死ぬぞ?」
宇佐美「…別に良いよ、私じゃなければ。」
諏訪「これって確定だね」
『だねぇ、行こう。』
そう言って女子トイレから出て、男子トイレから出てきた香帆に話しかける。
傍には茅野の姿もあった。
諏訪「聞いてたよ?
クラスの人気者があんな投稿してたなんてねぇ」
宇佐美「言っとくけど私じゃないから」
『誰もあんたなんて言ってないけど?』
宇佐美「うるさい」
そう言い行ってしまった香帆とすれ違いで鉄パイプを持った甲斐軍団がやってきた。
甲斐「おい、あいつまだ中にいるか」
諏訪「いるよ」
『気を付けてー』
そう言い唯月と香帆をどうするか話してると、殴られたような音と共に血だらけのぶっきーが出てきて美術室に向かった。
唯月を先に行かせ、私は三人の元に行った。
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作者名:木とホタテのハーフ | 作成日時:2021年1月9日 3時