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クラヤミ02 ページ19

「みんなどうしてるかな」

沈黙をかき消すようにエイちゃんがそう言った。普段は寡黙(かもく)な彼なのに、きっとあたしが怖がらないように会話で気を紛らわしてくれてるんだと思う。

「多分空とか、訳分かんないぐらいパニクってると思う」

「…どうだろ。エイちゃんが居なかったらあたし死んでたよ」

「なんでだよ、おかしいでしょ」

明るい笑い声だけが聞こえてくる。

「そういえばこの前撮影してる時にさ」

間を持たせるために話し始めたエイちゃんを、目が慣れてきたのか微かに見える視界の中で見つめた。彼を見てるだけで、愛おしさが溢れて胸が苦しくなってくる。ちょっと不謹慎だけど、彼と二人きりでよかったとか言っちゃう。もしかするとこれは神様がくれたラッキーなのかもしれない。そう思った時、ふとこちらを見た彼と目が合う。
もしかして見えてる?驚いて目を丸くしたあたしに、ピタリと止まった彼は微かに笑った。

「今どこ見てた?」

「え、いや……どこも…」

「嘘だ。ずっと俺の顔見てたでしょ」

どきりと心臓が跳ねた。直ぐに目を逸らして「見てないよ」と返す。

「あ、今違うとこ見た」

聞こえるエイちゃんの声に、吐きそうなほど心臓がバクバクいってる。そんなこと言って彼は一体どうしたいんだろう。カーテンの隙間から見える月夜の明るさがなんだか艶かしい。雰囲気に押されて好きだと言ってしまいそうで、あたしは生唾を飲んだ。

「A、今ドキドキしてる?」

「……………」

「俺はめっちゃしてる」

小さく呟いた彼の声は、そこで途切れた。嗚呼、もう一生暗闇でもいい。
微かに感じる興奮の中で、あたしは彼の手を強く握り返した。

先生、教えて°Kanta→←クラヤミ°Eiji



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設定タグ:YouTuber , アバンティーズ , マホト   
作品ジャンル:恋愛
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匿名(プロフ) - ゆさん» お返事遅くなりました。嬉しいコメントありがとうございます!実は私もお気に入りな、そらクイズです ^ ^ カップル設定はあまり書かないので、たまには仲良しもいいかなと思ってクイズ形式にしました(笑)また近々そらクイズかけたらな〜と妄想を膨らませています (2019年10月29日 0時) (レス) id: ffeb5d68ca (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - そらクイズが好きすぎて何回も見に来てしまいます…! (2019年2月4日 10時) (レス) id: 2e24e32ba3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名(プロフ) - 渡邊琥覇紅さん» あ、気が合いそうですね!これは少々マニアックかしら…( ゚д゚)と不安だったので、凄く嬉しいです^ ^ 私もジン君はこういう事して笑ってそうと思ったので、書いてて楽しかったです。でも実際されたら速攻別れると思います!メッセージありがとうございました! (2017年4月30日 20時) (レス) id: 5ddf379a2d (このIDを非表示/違反報告)
渡邊琥覇紅(プロフ) - 匿名さん» いっくんをからかうの、凄くよかったです!!読んでて可愛いって思いましたw ジンくんの沈溺プレイ、一番好きです!ジンくんっぽいな、と思いました。更新楽しみにしてます! (2017年4月30日 13時) (レス) id: 8dd5b17f5a (このIDを非表示/違反報告)
匿名(プロフ) - 荒黒#*.mitukiさん» ヒカルさんって書こう書こうと思えば思うほど出てこないのに、たまに天から脳内にエピソードが降ってくるように話を思いつくタイプの人です^ ^あと、ついつい髪の毛いじっちゃうんです(笑)個性的で似合ってますよね^ ^メッセージありがとうございました! (2017年4月25日 17時) (レス) id: 5ddf379a2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:匿名 | 作成日時:2017年3月1日 22時

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