秘密の恋人°hyuga ページ20
もう着く?
ひゅうがもうすぐで着く
どこにいる?
駅前にいるよ
りょうかい
彼から送られてきた、りょうかい…のあとに何か返そうか迷ってあたしはやめる。多分車を運転してるかも知れないから。
ひゅうがと会うのは一ヵ月ほどぶりだ。いつもなら忙しい彼を尊重して無理を言ったりはしないが、どうしても会いたいと
ここに来るまでにも撮影をしていたそうで、会う時間ぎりぎりになって家を出たらしい。
「早く顔見たい……」
つい独り言で、こんなことを呟いてしまうほどには彼が好きだ。せっかく付き合えたんだから無理は言いたくないけど、好きだからこそ甘えたいし甘えて欲しい。
「お姉さーん、寒くないのー？」
静かに彼を待つあたしの元へ、どこからともなく突き刺さるように聞こえたのはよくある誘い文句。それと共に複数の足音が近づいてくる。こんな深い時間に、スマホと睨めっこして突っ立ってるあたしを誘ったらしい。随分と変わったナンパだなと思いつつも顔を上げた。
「終電逃したんなら遊びに行こうよ」
サラリーマン風な雰囲気の男数人がヘラヘラしながらあたしを囲む。目の前に立った男にあたしは首を左右に振った。
「待ち合わせしてるんで」
「誰？男待ってんの？女の子なら一緒にどっか行こうよ」
「いかないです」
「えー、もう１時だよ。どうせ待ってないんでしょ？いいじゃん」
自分よりも背の高い人達に詰め寄られてあたしは後ずさる。彼らから臭う強いアルコールの匂いに顔を歪めた。
「いや…本当に待ってるんで…」
「オッケーオッケー。ま、とりあえず明るいとこ行こうよ」
そう言って一人の男に腕を取られる。不意に怖くなってその手を振り払おうとした瞬間、あたしと男の間に何か大きなものが割り込んできた。
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名無し85578号(プロフ) - どばししょうのお話好きすぎます（т-т）そもそも書く人が少ないのですごい嬉しいです（т-т） (4月21日 3時) (
レス) id: cb5a427560 (このIDを非表示/違反報告)
匿名(プロフ) - りを。さん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。としみつくんにはお話の中でギターを持たせがちな私ですが、音楽以外のお話も面白そうですよね…！色々考えてみます^ ^ また是非覗きにきてくださいね！ (2022年1月10日 1時) (レス) id: c0fa65fbb4 (このIDを非表示/違反報告)
りを。 - とっても面白いです♪ としみつのお話もっとみたいです！！ (2022年1月7日 18時) (レス) id: b34e0ddef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名
| 作成日時：2021年12月25日 23時
