キミと恋に落ちるまで ... (ページ2)

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Episode … (1) ページ2

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:

… Aside …

:

『 …… A 。』

「 …… え、お … お母さん？」

『 ………… 』

「お母さんなの …… !?!?!?

ねぇ ……… 今まで何処に居たん !? 」

目の前に突如現れたお母さんは
私の目をじっと見て離さない。

これは怒っとる時の顔や。

「お母さん …… ッ !?!?!?!?!?!? 」

問いかけても反応がなかったお母さんが
突然、私に飛びつき首を絞める。

「 … ｺﾞﾎｯ … お、母さん …… 苦しいよ。」

『返してや …… あの人を返してや !!!!!!! 』

お母さんは怒り狂って泣いていた。

『その憎たらしい目でこっち見んなや！』

「お母さ …… ん、ごめんなさい … 。」

『お前のせいやぁぁぁぁああぁぁぁ …… うぅッ』

お母さんは泣き喚いている。

と思ったら

『 ………… 』

怒って泣いていた母の顔が急に和らいだ。

それと同時に私の首を絞めていた母の手が
緩くなって、離れていった。

「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ …… お母さん ???? 」

母は立ち上がり

『 …… A 、ごめんね。』

今度はどこか一点を見つめ

ひたすら謝り続けた。

「お母さん …… ?? どうしたの ??

別に私、怒ってなんかないで？
だって … こうして戻ってきてくれたやん！」

:

それでもお母さんはずっとずっと謝り続けていた。

謝り続ける母の顔は以前の優しい母の顔やった。
でも、どこか悲しげで儚い。

:

「 …… !?

お母さんッ !!! どこに行くん !?!? 」

そんな時、突然クルっと後ろを振り向き
そのまま真っ直ぐ歩き出した。

「ねぇ！お母さんってば！！
お願い …… 私を置いて行かんでや！」

追いかけようとしてるのに
どうにもこうにも足が動かへん。

まるで石のように。

母はどんどん遠くへ行ってしまう。

「お母さん …… !!!!!!! 」

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＿＿

＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿

··· pipipipipipipi

)) ﾊﾞｯ

私は飛び起きた。

「 … ﾊｧ … ﾊｧ

なんや …… 夢か。」

:

いつにも増して

濃い夢でリアルすぎて嫌や ……

:

こんな起き方は嫌や、

何てブツブツ呟きながら

私は煩く鳴り響く携帯のアラーム音を消す。