【HQ】太陽の仮面４【影山飛雄】 (ページ16)

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VS伊達工４ページ16

ASide

その後、影山くんは
今までの月島くんの最高打点より
高くトス上げて、

スパイカーの限界を引き上げ、

自分がやりたいと思うセットをやり始めた。

いつもより高い打点で打った月島くんに・・・、

影山「おい、飛んだな」

月島「！！」

田中「良いカオしてんな影山！」

山口「ツッキー落ち着いて！
心鎮めて！影山ツッキーを煽るんじゃねぇ！！」

月島「うるさい山口」

日向「『セッターは支配者っぽくて
一番カッコいいだろうが！』」

影山「！？」

日向「あんな風に言ってたこと
すんなり消えるワケない。
どんなに良い子ぶろうとしても、
お前の本質は王様なのだ。
観念するがいい！！」

影山「・・・？」

日向くんはタオルを王冠の形に折り、

影山くんの頭にのせた

日向「新！コート上の王様、誕生だ！！！」

影山「！？」

影山君は間髪入れずに
そのタオルを投げ返していたけど

A (良い顔になった・・・)

烏養「吹っ切れたな」

影山くんは、
今迄眉間にあったシワがなくなり

覚悟が決まった顔をしていた。

A (よかった)

・

・

影山「俺は他人のキモチとか
よくわかんねぇし、
言葉選びも違うみたいです」

日向「知ってる」

月島「何をいまさら」

影山「でも最高のセッターになるよう、
努力します」

澤村「それこそ今更だな。
お前はずっとそうだろ」

清水Side

影山たちのやり取りを、

Aは嬉しそうに見ている。

清水「嬉しそうだね、A」

A 「影山くんにとって、
このチームにいられたことは幸運だったな、
と思って」

清水「そう？」

A 「はい」

清水「でもそれは、Aも含めてね」

A 「え？」

清水「影山にとって、
Aが近くにいたのは、幸運だよ」

A 「！・・・そうですか？」

清水「うん。」

A 「そっか。
・・・そうなら、よかったです。」

綺麗な顔。

Aがそんな顔するの、
影山のこと考えてる時だけね。