【HQ】太陽の仮面４【影山飛雄】 (ページ15)

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VS伊達工３ページ15

ASide

影山くんは、プレイをしながら

言いたいことを一生懸命抑えていたけど、

ついに・・・

影山「・・・俺は、俺はいいトス上げてます！！
もっと決めてください！！」

そう、大声をあげた。

A 「・・・」

月島「久々に王様節じゃない？」

影山「！！・・・―――す、」

日向「・・・前から思ってたけど、
『王様』って何でダメなの？」

日向くんが、そう言った。

日向「横暴だからだっけ？自己中だから？
でもどっちみち、
影山が何言っても納得しなかったら、
俺はいう事を聞かない！」

A 「・・・ははっ」

田中「俺は内容はどうあれ
言い方がムカついたから聞かない」

月島「左に同じ。」

A 「って言いつつ、
田中先輩は自分に言われたことは
大体聞いてくれますよねぇ」

田中「Aちゃん・・・」

旭「まぁ、俺は優しく言ってもらいたくはある」

日向「だから、お前が『王様』かどうかは、
あんまり関係ない！
つーか、王様ってフツーにかっけえじゃんかよ」

烏養「『スパイカーに打ちやすい以上に
最高のトスは無い』
それは確かに、
コミュニケーションで探っていくもの。
でも、ケンカしないってことじゃねえと思うぞ」

A 「・・・」

・・・

縁下「影山って実はスゲェ気使うよな。
やっぱ中学のあの一本が
チョー重たい一本なんだな」

菅原「今の影山は、
『自分が間違っている可能性がある』
ってわかってる。
それは、中学の時に気づかされたことだ」

・・・

武田「ケンカ・・・ですか」

烏養「まぁ、ケンカって
他人に言われてやるもんじゃねえしな。
・・・でもアレだな。
影山が言いたいこと言うようになったとして、
その逆はどうだろうな。
実力の飛びぬけた影山は、
他の連中からすれば
文句のつけ方もわからんかも知らんし・・」

日向「今日真ん中からの攻撃が少ねえぞ！
影山くんはビビってるのかな！？」

影山「！！」

皆「！！」

日向「MBもっと使え！！」

影山「あぁ！？」

A 「確かにいつもと比べると少ないねぇ～」

影山「！！」

A 「あたしもセッターだから、
あれだけいいブロック相手に
使うの怖い気持ちはわかるけどー。
エースに負担掛かっちゃうよ～？」

影山「わ、わかってんだよ！！いくぞ日向！」

日向「お～！！！」

武田「ちゃんといますね。文句つける人たち」