【HQ】太陽の仮面１【影山飛雄】 (ページ3)

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隣りの彼女ページ3

影山Side

授業中、俺は基本的に寝ているが、

高瀬に教科書を見せてやらなければいけない手前、

いつもの様に寝るわけにはいかなかった。

だが、綺麗な女子が隣で一緒に教科書を見ていようがどうしようが、

影山 (ねみぃ・・・)

バレーで疲れた体には勝てねぇ。

そして休み時間になった。

・・・

少しでも寝て―が、
高瀬が話しかけてくるので仕方なく聞く。

A 「ねぇ、影山くんって大きいね。
何か部活してるの？」

影山「・・・。バレー部」

A 「バレーボール！？
そっか～いいよね！バレー！」

影山「バレー・・・好きなのか？」

A 「うん！大好き！」

影山「！」

屈託なく笑うその顔が

なんか日向に被る気もするが・・・

不覚にも俺は、見とれてしまった。

・・・

ASide

転校初日、

あたしは急な転校だったので、

教科書がほとんど間に合わなかった。

そのため、隣の席になった影山くんに見せてもらう。

影山くんは、背の高い男の子。

聞くと、バレーボールをやっているという。

A (目つきは正直怖いけど、
バレーしてる人に、悪い人はいないはず！)

あたしは中学、そして前いた高校と、女子校だったので、

男の子にはあんまり慣れていないけど、

影山くんは聞けばちゃんと答えてくれるし、

友達になれるといいな～と思った。