【HQ】太陽の仮面１【影山飛雄】 (ページ12)

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テスト対策ページ12

ASide

部活後、部室にてみんなで
勉強の対策ミーティングをする。

澤村先輩が、テスト苦手四人組の前で、

澤村「それじゃあ、お前ら。
まずお前らがこれから絶対に守ることは・・・
授業中に寝ない事。」

A (そこからかーい。確かに影山くんは、
隣の席でいつも眠そうだもんなぁ)

その後、学年ごとにテスト範囲の確認をしながら一緒に勉強。

あたしも、日向くんと影山くん、
そして山口くんと月島くんに混ぜてもらう。

暫く一緒に勉強していてわかったけど・・・

A (これは・・・ひどい・・・)

同じ一年の日向くんと影山くんは、かなり勉強が苦手みたい。

日向くんの答案を見ると、

A 「お、鬼の目にも『金棒』って・・・」

山口「痛い！！」

影山「お前、鬼にひどいんじゃないか」

月島「『鬼に金棒』だと思ったの？？
問題文は読んでないのかな？？」

日向「うっせーなー！もうー！！」

月島「鬼って見て問題もよく読まないで
『ガ――』って書いちゃったんでしょ。ホント単細胞」

A 「あっはは。日向くん。答えは鬼の目に涙だよ」

山口「高瀬は全然大丈夫そうだね」

A 「うん。前の学校と進み具合だいたい一緒だったし、
暗記系だけやればなんとか～」

山口「でもなんで高瀬は３組なんだろうね」

A 「え？」

山口「うちの学校は、４、５組が進学クラスなんだけど、
高瀬ならそっちでも十分いけそうなのに。ね、ツッキー」

月島「知らないよ」

山口「ごめんツッキー！」

A 「山口くんと月島くんは４組で進学クラスなんだよね。
でもあたし、転入試験そんなに出来なかったし、普通だと思うよ」

月島「普通ねぇ・・・
(どーみても能ある鷹タイプだと思うけど)
おい王様。僕はもう帰るから、
後は同じクラスの高瀬に見てもらえば」

日向「えー！俺は！？」

月島「落ち着いて問題文読めるようになってから来て」

そう言うと、月島くんと山口くんは帰ってしまった。

日向「・・・・・」

影山「・・・・・」

二人とも固まっている。

A 「・・・とりあえず今日は帰る？
明日昼休みにでもまたやろうよ。
日向くんも３組に来て一緒にやらない？」

日向「ありがとう高瀬！頼む！！」

影山「・・・オス」

そして、今日は三人で部室を後にした。