和樹と加地１ ページ10
和樹Side
Aを帰して、車の中で加地と話す。
和樹 「加地、ちょっとAに冷たくないか？」
加地 「わかってますよ。
俺だって、Aが高校の時に仙道選手と別れてから、
歌に没頭して他の男の事を考えないようにしていたの、見てますし」
和樹 「なら、ちょっと他に目を向けるようになってよかったじゃないか。
流川はいい奴だよ。
確かに高校の時は、Aが流川に彰を重ねて、
辛そうだったこともあったけど、あれから5年たってるんだ」
加地 「和樹さん・・・Aは今でも、
仙道選手が忘れられないんじゃないですか？」
和樹 「え・・・」
加地 「別れ方が良くなかったんですよ。
別れを告げられたとはいえ、
誰がどう聞いても仙道選手はAの為に身を引いたんでしょ？
Aだってそれがわかってるから、
今でも仙道選手を待ってるんじゃないんですか？」
和樹 「まさか・・・」
加地 「そんな状態で仮に流川選手と付き合ったって、
別れて傷つくのは二人だし、
周りへの影響なんて計り知れない。
ずっと思ってたんですよ。
Aの気持ちにケリつけさせた方がいいんじゃないかって。
今まではそれどころじゃなくて、ここまで来ちゃいましたけど」
和樹 「加地・・・。確かに、加地の言う事も分かる。
でも、流川が彰を忘れさせることも、
出来るかもしれないだろ？
今までどの男の事も振り続けてきたAが、
流川のことは考えるって言ってるんだ。
他のやつとは違うんだよ」
加地 「それは・・・そうかもしれませんが・・・」
和樹 「あの二人、仲よかったよ。
あれだけ人に関わらない流川が、Aとは普通に話してたし、
Aも一生懸命流川の世話焼いてた。
(まぁ・・・桜木の世話も焼いてたけど。)
もしかしたらAの気持ちを変えられるのは、
流川なのかもしれない」
加地 「・・・」
和樹 「Aが心配な気持ちはわかるよ。
でも、ちょっと信じてみない？」
加地 「・・・はぁ。わかりました」
和樹 「サンキュ！」
加地 「和樹さんはAに甘いですね・・・」
和樹 「小さいころから一緒だからな！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アップルパイ(プロフ) - 初めまして！仙道編の完結おめでとうございます！仙道好きなので本当に幸せなお話でした😭この作品と出会えてよかったです🥹💓 (12月5日 1時) (
レス) @page50 id: 0ce3ef1535 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - コメントありがとうございます(*^▽^*)何度も読んでいただいて嬉しいです！！もしバスケ続けてたら、めっちゃバスケが上手くなっていることでしょうね〜 (2021年2月16日 18時) (レス) id: 8d84b10a72 (このIDを非表示/違反報告)
Blue164023(プロフ) - 初めまして。この作品が大好きで何度も読んでいます！話自体は完結してしまいましたがバスケを始めた将人くんのお話も見たいなと思ってしまいました笑 素敵な作品をありがとうございます！ (2021年2月16日 17時) (レス) id: 10afd4b72a (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - みかさん» コメントありがとうございます（＾ω＾）楽しんでいただけて嬉しいです！これからも頑張りますので、よろしくお願いします^_^ (2019年9月1日 16時) (レス) id: 8d84b10a72 (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 初めまして。仙道さんに一気に転がり落ちてしまいました。昨日から何にも手につきません(笑)これからもドキドキするステキな作品、心待ちにしてます^ ^ (2019年8月31日 9時) (レス) id: 990bc1041a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rin
| 作成日時：2019年3月16日 15時
