上級生対一年生の試合 ページ10
ASide
その後、安西先生が見ている前で、
上級生と一年生での試合が行われた。
A 「・・・うっま、流川くん。
(練習見てて技術はあるのはわかってたけど、
ゲームでもこれほどとはねぇ)」
彩子 「あの子、あれでも中学の頃から有名な選手だったのよ?」
A 「そうなんですってね?
あたし同学年なのに、全然知らなかったです」
仙道先輩の試合は何回か見に行ってたけど、
当たらなかったみたいだしね。
彩子 「よかった〜」
A 「え?」
彩子 「あの子、かっこいいでしょ?見た目は。
だからAが、流川目当てで部活に入って来たんだったら、
どうしようかと思っちゃった。
同じクラスみたいだし」
A 「えぇ!?まさか!
そんなにバスケに失礼な事しませんよ!
それに、クラスでも流川くん寝てばっかりだから、
ほぼしゃべったことないですし」
彩子 「あっはは!そりゃいいわ!」
でもあの赤木先輩と流川くんがいるなら・・・
このチーム、結構強くなると思うんだけどなぁ。
・・・
赤木 「おい、高瀬。」
A 「はいキャプテン!」
試合後に、赤木先輩に声をかけられる。
赤木 「お前、経験者だったな。どこを怪我したんだ?」
A 「右ひざなんです。
手術したので日常生活には問題ありませんが、
激しい運動は30分以上出来ない状態です。」
赤木 「30分か・・・。
例えば彩子の代わりに、
桜木にドリブルを教えることは出来るか?」
A 「ドリブルですか?大丈夫ですよ。」
赤木 「よし、それじゃあ頼む。
桜木!お前は高瀬にドリブルを教えてもらえ!」
桜木 「なにぃ!」
A 「よろしくー桜木くん!」
桜木 「ぬ・・・(かわいい・・・)えっと・・・」
A 「あたし、同じ1年の高瀬A!
Aでいいから!
じゃ、やろうか〜
(もう何日もたってるんだけど・・・
晴子ちゃんしか目に入ってなかったな)」
この日から、あたしは桜木君にマンツーマンでついて、
ドリブルなどの基礎や、
バスケットのルールなどを教えることになった。
彩子 「赤木先輩?」
赤木 「安西先生の指示でな、高瀬に教えさせてみてはどうかと」
彩子 「安西先生が?へぇ・・・」
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作者名:Rin | 作成日時:2019年2月10日 16時