バスケ部見学１ ページ5
ASide
放課後、
あたしは和樹さんに誘われ、
男子バスケ部を見学に行くことにした。
あまりやる気は無いんだけど、
せっかくだし一応体育館に来てみた。
するとそこでは・・・
たくさんの学生が体育館を取り囲んでコートを見ていた。
A (紅白戦でもしてるのかな？)
すると、コート脇に和樹さんを発見したので話しかけに行く。
A 「和樹さ〜ん・・・？このギャラリーは・・・何？」
和樹 「あ、A来たのか！
なんか赤い髪の一年がうちのキャプテンに勝負を挑んできて・・・」
A 「勝負？」
和樹 「それが始まるとこ。
ほら、あの大きい人がキャプテンの赤木さん。
で、もう一人が・・・」
A 「真っ赤な髪・・・。でも勝負っていったい・・・？」
あれ、あの赤い髪の男の子って・・・どこかで。
・・・
赤木 「いいか！勝負は簡単だ！
俺が10ゴール決めるまでに俺からボールを奪い、
1ゴールでも決めることが出来たらお前の勝ち。
出来なきゃ俺の勝ちだ！」
桜木 (この体育館は、
晴子さんに二人きりでダンクを教えてもらった・・・
幸せだったな・・・)
A (なんか、あの子泣いてない？)
赤木 「おいこら！やる気あんのかオメーは！」
桜木 「おうナメんな！すぐ取ってやら―！」
赤木 「とれるもんならとってみぃ！どシロートがあ！」
・・・
ASide
あっと言う間に赤木さんが9点入れた
A 「すごいうまいね、
あのキャプテン。素人じゃ取るなんて無理かなぁ」
和樹 「あの人は県内でもトップクラスの選手だからな」
A 「あの人がいて、一回戦負けなの？」
和樹 「ま、絵にかいたようなワンマンチームってことだな」
A 「ふうん。
(あの赤い子、運動能力はかなりのものだけど、
それでも相手にならない。
それだけ実力差がある)」
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作者名：Rin
| 作成日時：2019年2月10日 16時
