ＶＳ翔陽１ ページ37
ASide
インターハイ出場をかけた県予選。
万年一回戦負けだった湘北高校男子バスケ部は快進撃を続け、
ベスト8まで来た。
そして本日、
スタンドが観客で埋まる。
湘北高校の相手が・・・
四年連続でインターハイに出場している、
翔陽高校だからだ。
A 「さすがに人気ある高校ですねぇ」
彩子 「向こうの4番が人気ある選手なのよ。
実力でも顔でも」
A 「4番・・・」
彩子 「キャプテン兼監督兼PGで、
試合のはじめは出てこない」
A 「出てこない・・・監督に専念ですか？」
彩子 「そう。彼を引っ張り出さないと、翔陽には勝てないわ」
・・・
ASide
試合前のロッカールームにて、
赤木先輩がみんなに喝を入れる。
赤木 「正念場だ。
・・・今までの相手とは次元が違うぞ！
翔陽は！気合入れていけよ！」
桜木 「ゴリ、目の下にクマが。
さては緊張して眠れなかったな！」
木暮 「赤木でも緊張したのか・・・
俺も今日は4時に目がさめちゃったよ」
三井 「ったく、情けネぇ連中だ。
翔陽くらいでオタオタすんな！」
と言って三井先輩は
今日何度目かわからないお手洗いに行った。
A 「桜木くんは、全然緊張してないみたいだね！」
桜木 「ったりめーだろA！
この天才が緊張など！」
A 「ふふ、頑張ってね、桜木くん！」
桜木 「おうよ！」
流川 「・・・」
A 「流川くん？」
流川 「ん」
A 「流川くんは、大丈夫？」
流川 「たりめーだろ」
A 「よかった。頑張ってね」
流川 「・・・おー」
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作者名：Rin
| 作成日時：2019年2月10日 16時
