退場王の憂鬱１ ページ33
ASide
桜木 「A、どうしたら、退場しないですむ？」
インターハイ予選が始まり、
順調にトーナメントを勝ち上がっていた湘北だったが、
桜木くんは、どうしてもファウルを止められず、
2試合連続5ファウルの退場をしていた。
A 「どうしたら・・・かぁ」
今は部活の練習後、桜木君のドリブルを見ながら、
桜木君の話を聞いていた。
？ 「おい。」
A 「んー？」
流川 「やるぞ」
すると、いつものように流川くんが1on1に誘ってきた。
A 「流川くん、一応あたしにも名前あるんだけどね。
・・・まさか覚えてないとか？」
流川 「・・・」
A 「えーうそー！クラスも同じなのに？」
本当に覚えていないとは思ってないけど
あまりにも呼んでくれないから意地悪言ってみる。
すると、
流川 「・・・A」
A 「っ！/////」
まさか下の名前を呼ばれるとは思っていなかったから、びっくりした
流川 「早くやるぞ」
A 「う、うん・・・」
・・・
三井Side
三井 「なんでAが流川と1on1やってんだ？」
彩子 「あの子、めちゃめちゃうまいんですよ。」
三井 「流川だろ？そりゃわかるよ。」
彩子 「じゃなくて・・・」
宮城 「うお！またAちゃんが抜いたぜ！」
ヤス 「やっぱやるなー！A」
三井 「！？」
彩子 「Aの方です。」
三井 「流川を抜いた！？何もんだよあいつ！」
彩子 「全中のMVPなんですって。
膝壊して、長い時間バスケできなくなったから
やめざるをえなくなったみたいですけど」
三井 「そういえば・・・そんなこと言ってたな。
ところで、あいつらできてんの？」
彩子 「流川とAですか？まさか。」
三井 「そうなのか？
こないだ流川のやつ、
Aが殴られたから手を出してきたんだと・・・」
彩子 「流川はね。
Aは別に彼氏がいますもん。
だから、三井先輩、手を出したらダメですよ」
三井 「なっ！////てか相手、誰だよ」
彩子 「陵南の仙道って、知ってます？」
三井 「知らねーわけねーだろ！マジか！？」
彩子 「マジです。」
三井 「・・・・・」
彩子 (あ、諦めたな)
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作者名：Rin
| 作成日時：2019年2月10日 16時
