水戸君達に謝ろう ページ31
ASide
この間のバスケ部襲撃事件。
その時助けてくれたにも関わらず、
首謀者の振りをして、謹慎処分を受けてくれた水戸君達
そのおかげで、バスケ部は助かった。
彼らは今日、謹慎が解けて登校してくるはず。
A 「よし、そろそろ来てるかな」
あたしは、お礼と謝罪をするため、
彼らの教室へ向かった。
その時・・・
A 「あ。」
流川 「・・・」
登校してきた流川くんに会った。
A 「おはよう」
流川 「・・・す」
あたしはとっさに、
そのまま通り過ぎようとした流川くんの腕を掴んだ。
流川 「・・・なに」
A 「今日から、水戸君達登校してるんだって、一緒に謝りにいかない？」
流川 「・・・水戸？」
A 「バスケ部廃部の危機を救ってくれた、桜木くんの友達！」
流川 「・・・ああ。」
A 「さ、行くよ！」
大きい流川くんを引きずって、まずは水戸くんのいる7組に向かった。
・・・
A 「水戸くん！」
水戸 「ん？」
桜木 「A！・・・と、ルカワ・・・」
あたしは流川くんを引きずって水戸くんの前にいく
水戸くんは驚いていたみたいだけど・・・
A 「水戸くん、ごめんね！・・・あと、ありがとう。」
あたしは水戸くんに頭を下げる。そして
A 「ほら、流川くんも！」
流川 「・・・」
水戸 「・・・」
流川 「・・・悪かった」
水戸 「！・・・いや、俺は別に平気だ」
桜木 「お〜！あのキツネが謝った！」
A 「桜木君はちゃんと水戸くん達に謝ったの！？」
桜木 「ぬ・・」
A 「まだなの！？ちゃんと謝って！」
桜木 「・・・」
A 「桜木くん？」
桜木 「・・・。洋平、ワルカッタ」
水戸 「あっはは！流川と花道から謝られるとはな！こりゃいいや！」
A 「水戸くん・・・」
水戸 「大丈夫だよAちゃん。
わざわざサンキュな。顔の怪我、大丈夫か？」
A 「水戸くん・・・うん、大丈夫(何ていい人なの。)」
水戸 「そりゃよかった。これからも花道をよろしくな」
A 「うん！本当にありがとう！
・・・じゃあ、大楠くんたちの所にも行かなくちゃ！
ほら行くよ！二人とも！」
流川 「・・・」
桜木 「こらA！引っ張るな！」
そして、大きな二人を引っ張っていく。
水戸 (いい女だなぁ・・・)
水戸が、そんなことを思っているとは知らずに。
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作者名：Rin
| 作成日時：2019年2月10日 16時
