帰ってきた三井寿 ページ30
ASide
それから三井先輩が部に戻って来て、
湘北はまた一つレベルを上げた。
? 「おい、A」
A 「はい、何ですか?三井先輩」
三井 「あのよ・・・」
A 「?」
三井 「怪我、大丈夫か」
A 「ああ、全然大丈夫ですよ」
三井 「その・・・悪かったな。
女の顔を殴っちまって」
A 「もう気にしないでください。
その分部活頑張ってくれればいいですから」
三井 「・・・」
A 「・・・戻ってくるの、
かなり勇気がいりましたよね。
それでも戻って来てくれて、
ありがとうございます。」
三井 「A・・・」
A 「あたしも三井先輩と同じで膝をやっちゃったんで、
気持ちちょっとはわかります。
でも、先輩は完治してまだまだバスケ出来るんだから、
あたしの分まで頑張ってもらわないと!」
三井 「ああ・・・!サンキュ」
・・・
和樹Side
和樹 「何か別人みたいだな〜三井先輩」
A 「あれが本当の三井先輩なんだよ。」
和樹 「お前、顔の怪我の事、彰に言ったの?」
A 「言ってないよ。心配かけるじゃん。
次に会う時までには治ってるだろうし」
和樹 「心配くらいさせてやれば?
俺なら彼女が他の男に殴られたら、
ぶん殴りに行くけどなー」
A 「いいよそんなの。
それに先輩は喧嘩なんてしないと思うし」
彰 「ま、お前がいいならいいけどさー」
A 「いいの。三井先輩も宮城先輩も頑張ってるんだから。それで」
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作者名:Rin | 作成日時:2019年2月10日 16時