【SLAM DUNK】天才の憂鬱 中学生編【仙道彰】１

拒絶１ ページ8

仙道Side


今日も朝から体育館に向かう。


もともと人に見られながらやる練習が
好きじゃない俺は、


あまり体育館での朝練をしていなかったけど、


Aちゃんと一緒にやる朝練は、


いつの間にか楽しみになっていた。


でも今日は、


・・・いつも開いている体育館が閉まっていた。


仙道 「あれ、Aちゃん？」


そこには、


いつも笑顔で迎えてくれるAちゃんの


姿が無かった。


・


・


・


ASide


昨日あんなことがあったため、


今日は無断で朝練に行かなかった。


A (先輩、来たかなぁ。)


謝ろうにも、仙道先輩の連絡先を知らないし、


2年の教室を訪ねようにも


昨日の先輩たちに見られたらと思うと


怖くて行けない。


昨日壁に強くぶつけられ、


青くあざになっている左腕をさすり、


どうしようと思ってると・・・


仙道 「Aちゃん？」


A 「先輩！」


仙道先輩が教室をのぞいていた。


仙道 「どうしたの？今日・・・。
！？あれその腕、怪我したの？」


慌てて腕を隠す。


A 「あ、いや違うんです、
今日行かなくてすみません。」


仙道 「それは別にいいけど、その怪我は？」


A 「これは何でも・・・。あ、あの、先輩。」


仙道 「なに？」


A 「あたし、朝練やめようと思って」


仙道 「え？」


A 「授業中、眠くなっちゃうし。
先輩の邪魔になっちゃうから」


仙道 「本気で言ってるの？」


A 「・・・はい。
今まで付き合ってもらって、
ありがとうございました。」


仙道 「そう・・・わかった。
じゃあ、また部活でな。」


A 「は、はい・・・」


そう言うと、先輩は帰って行った。


・


・


仙道Side


別に、関係ない。


来るもの拒まず、去る者追わず。


いつもの日常に戻るだけだ。


仙道 (・・・別に、関係ない)

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