卒業式 ページ42
ASide
今日、先輩たちは卒業する。
部活の先輩たちを見送り、泣きすぎて目が真っ赤になった。
校門のところには、同じく後輩たちとの別れを終えた、
仙道先輩と和樹さんが立っていた。
A (先輩の彼女も、今日で卒業かぁ)
A 「先輩、和樹さん卒業おめでとうございます」
和樹 「Aー目真っ赤だな!」
A 「もー和樹さん、全然情緒ないね」
仙道 「はい、これAにあげるよ」
A 「ボタン?あー先輩ボタン一個も残ってないですね」
仙道 「むしり取られた」
和樹 「凄かったなー彰のファンの子達。Aがいるのに彰に群がって」
仙道 「お前は面白がって見てるだけだしな」
和樹 「なんだよーその第2ボタン俺が守ってやったんだろー?」
A 「第2ボタン・・・ありがとうございます」
和樹 「だからA〜俺にもお礼言ってよー」
A 「あはは。大事にします」
和樹 「ったく。彰、俺が言ったこと、覚えてるだろうな」
仙道 「あぁ、覚えてるぜ」
A 「なんですか?」
仙道 「ん?Aを泣かせないって」
A 「え////」
和樹 「一人暮らしで部活が忙しいからって、
寂しい思いさせんなよ!
お隣なんだから、俺にはすぐわかるんだからな!」
仙道 「わかってるって」
A 「(和樹さん、今でもあたしと先輩が付き合ってるの
嘘だって知らないから・・・)先輩・・・」
先輩があたしの頭にポンっと手を乗せる
仙道 「寂しくなったらいつでも連絡してきていいから。
休みがあったら帰ってくるし」
A 「・・・はい」
仙道 「それから・・・」
A 「?」
仙道 「この間みたいに告白されることがあったら、
ちゃんと俺と付き合ってるって言って断るんだぞ?」
A 「・・・///////」
この前の斉藤くんの事を思い出すと、顔が赤くなった。
あたしは、ただコクンと頷いた。
と同時に、嬉しいのか悲しいのかわからないけど、
涙が流れた。
和樹 「あ、Aを泣かせたな」
仙道 「おいおい、今のもか?」
A 「・・・あはは」
先輩が卒業しても、もう少し近い関係でいられるみたい・・・
よかった
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みみみ - 最近スラダンハマったので嬉しいです!今から読みます! (2019年12月22日 22時) (レス) id: b5f4c3c112 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - ななさん» コメントありがとうございます!よければ続編も読んでいただけると嬉しいです!(^ω^)よろしくおねがいします(^^) (2019年3月3日 19時) (レス) id: 8d84b10a72 (このIDを非表示/違反報告)
なな - とっても、おもしろいです!応援しています! (2019年3月3日 19時) (レス) id: a01a919125 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 石川さん» コメントいただき、ありがとうございます!頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです! (2019年2月10日 17時) (レス) id: 8d84b10a72 (このIDを非表示/違反報告)
石川 - 完結してください待ってます (2019年2月10日 17時) (レス) id: 79d2d7c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin | 作成日時:2019年2月5日 15時