鈍い彼女2 作らねーよ ページ41
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隣のクラスの斉藤君、
噂では結構モテるらしいけど、正直あんまり話したことはない。
A 「それで・・・」
斉藤 「あのさ、俺高瀬が好きなんだ」
A 「・・・ありがとう。でも・・・」
斉藤 「仙道先輩と付き合ってるんだろ?」
A 「・・・そう。だからごめんなさい。」
斉藤 「でも先輩、遠くの高校に行くって聞いたぜ?
あの人モテるし・・・すぐ近くに彼女作るんじゃないか?」
A 「えぇ?(・・・なんてこと言うのよこの人)」
斉藤 「だから俺にしないか?
俺は、高瀬の事、大事にするからさ」
斉藤くんに腕を掴まれる。
A 「あの・・・ちょっと離して・・・」
? 「その辺にしろ」
斉藤 「!」
A 「仙道先輩・・・」
先輩が斉藤くんの手を振り払って、
あたしを後ろに隠してくれる
仙道 「まったく、好き勝手言ってくれるな。
俺はAが好きだし、
学校が離れたからって他の彼女なんか作らねーよ」
A 「―――!//////////////」
斉藤 「調子いい事言うなよ。そんなの今だけだろ」
仙道 「やれやれ・・・あまり俺を怒らせるなよ?斉藤くん。」
斉藤 「ひっ・・・」
背の高い仙道先輩に睨まれ、斉藤くんは走って行った。
・・・
A 「先輩・・・ありがとうございました」
仙道 「まったくAはモテるなぁ」
A 「先輩程じゃないです」
でも、来年からは先輩と付き合ってるから、
とは断れなくなるんだな。
A (うーん・・・)
『俺はAが好きだし、
学校が離れたからって他の彼女なんか作らねーよ』
さっきのは、斉藤君に言っただけの、嘘、だよね。
仙道 「A?」
A 「は、はい!」
仙道 「どうしたの?怖かった?」
A 「い、いえ・・・」
仙道 「飯、食べる?」
A 「はい。」
いつも通りに飄々としている仙道先輩の表情からは、
何を考えてるかわからないかったけど・・・
あたしは少しの寂しさと同時に、
鼓動が速くなるのを感じた。
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みみみ - 最近スラダンハマったので嬉しいです!今から読みます! (2019年12月22日 22時) (レス) id: b5f4c3c112 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - ななさん» コメントありがとうございます!よければ続編も読んでいただけると嬉しいです!(^ω^)よろしくおねがいします(^^) (2019年3月3日 19時) (レス) id: 8d84b10a72 (このIDを非表示/違反報告)
なな - とっても、おもしろいです!応援しています! (2019年3月3日 19時) (レス) id: a01a919125 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 石川さん» コメントいただき、ありがとうございます!頑張りますので、これからも読んでいただけると嬉しいです! (2019年2月10日 17時) (レス) id: 8d84b10a72 (このIDを非表示/違反報告)
石川 - 完結してください待ってます (2019年2月10日 17時) (レス) id: 79d2d7c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin | 作成日時:2019年2月5日 15時