【SLAM DUNK】天才の憂鬱 中学生編【仙道彰】１

スカウト ページ38

和樹Side


俺達は3年になり、


最後の夏は全中で優勝して、部活を引退した。


季節は秋。


受験生になった俺たちは、


不慣れな受験勉強をして過ごしていた。


そんなある日


和樹 「彰！お前、あの陵南高校からスカウト来たんだって？」


仙道 「どこから聞いたんだよ」


和樹 「この和樹様をなめるなよ！よかったなー！行くんだろ？」


仙道 「まぁ、そうだな」


和樹 「さすがだぜ！・・・でも陵南だと通えねーよな」


仙道 「高校が、寮扱いでアパート借りてくれるらしいから、一人暮らしになるな」


和樹 「至れりつくせりじゃん。
でも、Aは寂しがるかもなーあんまり帰って来れないだろ」


仙道 「あぁ・・」


和樹 「前にも言ったけど、泣かすんじゃねーぞ」


仙道 「・・肝に銘じとくよ」


仙道 (泣かせんなって言われてもな、
多分泣かないだろうし・・・)


・


・


仙道Side


引退してしばらくは、


あまり部活にも顔を出してなかったが、


スカウトされたこともあり、久しぶりに部活に出た。


まぁ、Aを待つ口実にもなる。


・・・


部活終わり、


A 「先輩、今日来てたんですね」


仙道 「ああ、やっぱりなまってるな」


A 「受験勉強中ですもんね」


仙道 「A、今日はもうあがるのか？」


A 「はい、そうですねそろそろ」


仙道 「じゃ、送ってくよ」


A 「いいんですか？なんだか先輩と帰るの久しぶりですね」


部活を引退してからは、


Aが『先輩は受験勉強するんだから先に帰ってください！』と押し切られて、


しばらく送って行ってなかった。

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