【SLAM DUNK】天才の憂鬱 中学生編【仙道彰】１

デート４　離してくれる？ ページ30

ASide


映画館についてからも、


何か先輩の様子がおかしいような・・・


あたしは映画の間中、


ずっと気になってしまった。


・・・


A 「面白かったですね」


仙道 「え？あぁ、そうだね」


映画館を出てからも、


なんとなく先輩は上の空っぽい


やっぱり迷惑だったのかなー


和樹さん以外の男の人と出かけるなんて初めてだから


どうしたらいいのかわからない。


A 「あの先輩。喉渇きません？」


仙道 「あ、ああ。そうだね」


A 「あたし、何か買ってきます！」


仙道 「いいよ。俺が行ってくるから」


A 「でも・・・」


仙道 「ちょっとここで待っててね」


A 「はい・・・」


そう言うと先輩は行ってしまう


逆に気を使わせたかなー


A 「ふぅ、うまくいかない」


ベンチに座って、先輩を待っていると


？ 「ねぇ、君一人？」


A 「え？」


ナンパ 「暇なら俺と遊びに行かない？」


A 「え！？いや、人待ってるんで」


ナンパ 「今溜息ついてつまんなそうな顔してたじゃん。
俺と遊んだ方が楽しいって」


腕を掴まれて無理やり引っ張られる


A 「ちょ・・・放してください」


ナンパ 「いいから・・！？」


？ 「俺の彼女だから、手、放してくれる？」


A 「先輩・・・」


ナンパ 「でけぇ・・・」


仙道 「ほら、早くどっか行って」


ナンパ 「ち・・・彼女なら溜息なんかつかせてんじゃねーよ」


仙道 「！」


その男の人は、そう言うとそそくさと行ってしまった。


仙道 「大丈夫だったか？A」


A 「は、はい。すみません」


仙道 「腕、赤くなってるな。これで冷やしておいて」


先輩は今買ってきてくれた飲み物をあててくれる


暫くそのまま、二人でベンチに座った

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