【SLAM DUNK】天才の憂鬱 中学生編【仙道彰】１

初戦 ページ26

和樹Side


今日はAのデビュー戦


自分たちの練習を終えてから、女バスの試合を見に来た。


和樹 「おーい！彰！こっちこっち！」


仙道 「おう。始まったか？」


和樹 「もう前半終わるよ。うちの１５点ビハインド」


仙道 「そうか・・・」


うちの女バスは男子に比べて強くない。


１年でユニホームを貰ったAは、まだベンチにいた。


和樹 「後半、Aが出ればな・・・」


・


・


・


第４クォータ開始時、


Aが出てきた。


この時差は１４点


残り時間８分で逆転は厳しいこの状況で、


Aはあっけらかんと笑って見せていた。


A 「さ、勝ちに行きましょ〜」


・


・


・


相手からすると、何が起きたか分からないだろう。


AがＰＧで入ってからというもの、


うちのチームのパスは繋がり


リバウンドはAが持ち前のジャンプ力で相手に取らせない。


そして、うちの得点はかさんでいった。


・・・


和樹 「５点差・・・」


なんと残り３分で５点差まで追い上げたのだ。


そして・・・


A自体は１ポイントも取らなかったが


チームは勝利した。


・・・


仙道Side


和樹 「・・・・」


仙道 「すげぇな」


和樹 「ああ」


仙道 「本当に・・・」


力がある事はわかっていた。


でも・・・


これだけの個性。


リーダーシップ


多分自分でも点を取りに行けるのに、周りを生かすこのうまさ


仙道 「すげぇ・・。」


もし自分がこの先ＰＧをやることになったら、


今日のAのプレイみたいにやりたい。


そう、思った。

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