彼女と蔵馬 ５ ページ24
ASide
蔵 「じゃあ、俺たちも帰ろうか。送っていくよ」
A 「えっ、大丈夫だよ。蔵馬くん怪我してるのに。」
蔵 「Aにこの間の借りを返しに来たんだから、送らせて」
A 「///////。・・・じゃあ、お願いします。
(この人たぶん天然で言ってるんだろうな・・・こんな顔で。)」
蔵 「何？」
A 「蔵馬君って、すごくモテそうだよね。」
蔵 「なんだ、急に」
A 「いや、なんか女の子の扱いが慣れすぎてて。
やっぱり普通の高校生とは違うよね。蔵馬くんって、本当は何歳なの？」
蔵 「本当の年齢なんて忘れたな・・・数百年か、千年くらいは生きてると思うけど」
A 「そっか〜その経験の差か・・・」
蔵 「・・・Aって、変わってるな」
A 「？なんで？」
蔵 「妖怪が怖く無いのか？」
A 「怖く？・・・蔵馬くんは怖く無いよ。
そりゃ、強そうだし最初は警戒してたけど。今は全然。」
蔵 「Aは生まれつき霊力が高かったんだろ？妖怪に襲われたりとか、しなかったのか？」
A 「まぁ、そりゃああったけどね。
でも、襲ってこない妖怪だっているし。
だから、妖怪だからどうっていうのは、特にないかな。
・・・逆に怖い人間だっているし。」
蔵 「・・・・・」
A 「なんで？あたしを怖がらせたいの？」
蔵 「いや、俺は妖怪だから嬉しいけど、なかなかそういう考え方の人間はいないから」
A 「・・・あたしさ、従兄弟のお兄ちゃんがいるんだ。
前にも言ったかな。小さいころ、妖怪に襲われたときは、お兄ちゃんが助けてくれた。
すごくあたしには優しかったんだけど、妖怪のことが嫌いで・・・。
何もしていない妖怪も、見つける度に殺してた。
それがあたしは受け入れられなくて。
まぁ、助けてもらってたし、小さかったから止められなかったけど。」
蔵 「そうだったのか・・・」
A 「そりゃあ、攻撃されたらやだけど、
蔵馬くんみたいな人間に優しい妖怪もいるんだし・・・結局はその人の中身でしょ？」
蔵 「！・・・///////」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rai(プロフ) - やり方はそのままペーストに画面に通常検索など出てくると思います (2020年11月5日 17時) (
レス) id: 1de574fab4 (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - いつも楽しく読ませて貰っていますご迷惑すみませんイベント後ご参加出来たら来て下さる嬉しいです「あなたの小説読ませて下さい。」「https://uranai.nosv.org/u.php/event/kouooue/」その他作品も可能です。 (2020年11月5日 17時) (レス) id: 1de574fab4 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 本能寺さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると、書いたかいがありました(^^)続きも読んでいただけると嬉しいです！ (2018年11月26日 11時) (レス) id: 8d84b10a72 (このIDを非表示/違反報告)
本能寺(プロフ) - おもろいしすごく良いやっぱたまりまへんな！^_^ (2018年11月25日 23時) (レス) id: 3b9d6d3e0d (このIDを非表示/違反報告)
waiwaichika(プロフ) - お互い頑張りましょう。 (2018年8月1日 10時) (レス) id: 901fc2e49a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rin
| 作成日時：2018年7月26日 20時
