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北斗side
北斗「……はぁ……」
Aの部屋を出ると、知らぬ間にため息が漏れた。
最近、Aはあんなふうに部屋から出て来なくなった。
まだ怯えているのだろうか、
もう追って来れないような場所まで逃げたから、大丈夫なのに。
……まあ、そんなこと言われても恐怖心はなかなか消えないだろう。
彼女が落ち着くまで、俺たちは待ってあげればいいから。
蓮「北斗くん！！」
階段を下りてきた俺に、目黒が駆け寄る。
蓮「Aは……？」
目黒の問いに、俺は静かに首を振った。
北斗「……後で、ご飯持ってってあげて。目黒なら、安心するかもしれないから。」
蓮「……わかりました。」
俺は力なく微笑んでみせると、自身の椅子に座った。
そして、朝食の続きを食べ始める。
ジェシー「……A、今日も一緒に食べないの？」
隣りで飯を食っていたジェシーが心配そうな声を出す。
北斗「……うん。仕方ないよ、まだ小さいんだし。」
俺たちと彼女は年齢はまあまあ離れている。
だから、彼女が大きくなっても俺たちはまだ子供の様にしか考えられなかった。
１つだけ空いた席を寂しく思いながら、俺はそっとパンをかじる。
目黒も暗い顔をして戻ってきて、静かに席に着いた。
蓮「……なんか、」
目黒がボソッと呟いた。
俺たちはそっと目黒の方に視線をやる。
目黒は、悲しそうに笑いながら言った。
蓮「……なんか、懐かしいっすね。この感じ、」
ジェシーは、隣でパンを握りしめる。
まだAに出会う前。
俺たち３人の昔話だ。
北斗「……異能者狩りのときのことか？」
蓮「……はい。あの街にいた頃の、」
ジェシー「……思い出したいようで、思い出したくないな。」
ジェシーは力なく笑った。
北斗「……もう、追ってこないよな。」
俺は震えた声で言った。
蓮「……北斗くん、」
北斗「さすがに、諦めたよな……？もう、異能者狩りなんてこと、しないよな……？」
俺の問いかけは静かな空間に浮かびあがり、３人の心にずっしりと乗りかかる。
ジェシー「……わからない。」
北斗「……」
ジェシー「……俺たちは、“外れ者”だよ。普通に生きてはいけない。利用されて、死ぬ。そういう運命だった。」
ジェシーは感情のない声で呟いた。
異能者は――俺たちは、普通の生活を許されない、“外れ者”。
だから一生、隠れて生きるしかないんだ。
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桐山ななみ(プロフ) - 無理な願いを聞いてくれてありがとうございますm(_ _)m先生に感謝をしてますm(_ _)m (7月1日 13時) (
レス) id: 034e0a3f60 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 桐山ななみさん» WESTさんですかー！！いいですね！！登場遅くなっちゃう可能性がありますが、可能な限り登場させたいと思います！！ (7月1日 13時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - りとくんさん» まじですか！！！わざわざありがとうございます！！ (7月1日 13時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 桐山ななみさん» お待たせしちゃってすみませーん！！最近私生活がバタバタで、、、申し訳ない！！時間を見て更新します！！ほんとすみません！！ (7月1日 13時) (レス) @page4 id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
桐山ななみ(プロフ) - すのう先生、大したリクエストではないですがジャニーズWESTをもだしてください(__)1人だけでもいいので汗できれば敵役でお願いします(__) (6月22日 16時) (レス) @page4 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年4月25日 18時
