11話 ページ12
そらとアバハウスでお酒を飲んでいたら、インターホンがなった。
そら「あ、鍵かけてたんだった。」
A「見てくるね」
私の方がドアに近かったから、私が見に行くことにした。
A「はーい」
玄関を開けると、背の高い誰かに抱きつかれた。
最初は誰か分からなかったけど、大好きなあの匂いで分かった。
A「えいちゃん···?」
エイジ「···」
A「どうしたの?」
エイジ「···」
えいちゃんは何も言わず、ただ私を抱きしめてる。
A「えいちゃんってば。」
何かあったんだろうとえいちゃんの後ろ髪をそっと撫でると、耳元で「馬鹿」って言う小さい声が聞こえた。
A「なに?」
エイジ「···なんで俺に内緒でそらに会ってるんだよ。」
えいちゃん、もしかして嫉妬してるの?
でも、なんで私がそらと会ってるって分かったんだろう。
A「···ねぇ、なんで私とそらが会ってるって分かったの?」
エイジ「そんな事はあとで話すから。俺の質問に答えろよ。」
えいちゃんは私の身体を離すと、怒っているような目付きで私を見た。
A「別に内緒にしてたんじゃないよ。言う必要ないかなって思って。」
エイジ「いや、普通さ、男と会うんなら彼氏にLINEくらいするでしょ。」
確かに、そうかもしれない。
私、何やってるんだろ。
A「···ごめんね。」
謝ると、えいちゃんはぐしゃぐしゃと私の頭をを撫でた。
エイジ「いいよ、俺も急にごめん。ちょっとイライラしてた。それよりもっと大事な話があるし。」
えいちゃんは靴を脱ぐと私の腕を引いてリビングに向かった。
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作者名:ぽぽ x他1人 | 作成日時:2018年3月19日 14時