嫌われ者になってしまった

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扉が開くとハート君と目が合った

「お…お前は……」

「アーヴィング先輩……」ｻｻｯ


監督生はハート君の背中に隠れるように後ろに行った

「…なんでここにいんだよ」

なんでって怪我したからに決まってんだろ、治したけど((



『……』ﾊﾟｸﾊﾟｸ

あっ僕、声が出ねえんだった
　

「「…？」」

2人とも頭にハテナマークが浮かんでいるようだった


「なんか喋ったらどうだよ」

喋れないんだよ、分かれよ(無理です)



「エ、エース……」ｸｲｯ

監督生はそう言うとハート君の袖をきゅっと引っ張るように握った

「監督生…」


なんか僕が悪者みたいじゃんやめてよ



「おい……！監督生怖がってんだよ、もうやめろよ」


僕なーんにもしてないですぅ



そんな気持ちを込めて精一杯に｢何言ってんのか分かんない｣って顔をウザさMAXでやってみた


「こんのやろう………！」

ハート君は完全にイラついてそうだった

監督生は……睨んできた



「はっ！反省の色無しかよ」

「ねえエース」

「ん？」

「あのね……」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ




監督生はハート君にコソコソ何かを話した






「…は？」

話をやめたと思ったらハート君が急に低い声で言った



「…おい！テメェ！！！！！」

そう言うと僕の胸ぐらを掴んできた

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