・ ページ20
サクラ「今も、親戚の人は私の生活費とかを出してくれてるし、たまに一緒に出かけたりしてくれる…
だから私は、一人で暮らしていける」
思い出しただけで、あの時の黒い妖怪への憎悪が湧いてくる
あの妖怪さえいなければ、あの時の幸せな生活は壊れなかった…!
トウマ「っ…
ごめん、そんな辛いこと思い出させて…」
サクラ「ううん、いいの
…トウマ、私さ、一番最初は妖怪ウォッチを狙ってたでしょ?」
トウマ「うん」
サクラ「それも、私みたいに妖怪のせいで苦しむ人を出したくなかったからなんだよ…
お父様はとても優しくて…でも、とても良い人だったからこそ、ああいう風になった時のショックは大きいんだよ…」
私が人間の優しさを嫌いになったのも、全部優しさのせいで傷つきたくなかったから
サクラ「でも、私を昔のように元に戻してくれたのは皆だよ」
トウマ「え?」
サクラ「皆は妖怪ととても良い関係を築いていた
私とウラルみたいな主従関係でもないのに…
皆のおかげなんだ、今の私がいるのは…」
話している途中で、一筋の涙が私の頬を伝った
サクラ「ありがとう…」
この五文字を言い終わる頃には、私の目から沢山の涙が溢れていた
トウマ「……!!」
サクラ「ヒック……ごめ、ん…」
カタンッ
椅子が動く音がし、少しすると私はトウマに抱きしめられていた
トウマ「泣きたい時は、泣いていいんだよ…?」
サクラ「!…うぅ…」
私は、トウマに縋り付いて泣いてしまった
今までの悲しみ、苦しみと一緒に涙を流した
28人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kotorin♪(プロフ) - コメントありがとうございます!ですよね!ですよね!!本当に待ってるんですよ! (2020年4月13日 15時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 「シャドサ2期、待ってます」激しく同意!2期あったらなにがなんでも見る (2020年4月12日 18時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - 【お詫び】ストーリーの流れでは冬の季節なのに、リアルが真夏のため間違えて夏のストーリーを書いてしまうという、おかしなミスをしてしまいました。混乱させてしまった方、大変申し訳ございませんでした。修正しておきましたので、これからも宜しくお願いします (2019年7月26日 21時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - まらそさん» 私がはやくくっつけたくてこんな感じになりました(笑) (2019年5月17日 20時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
まらそ - めっちゃいい感じに告白するのがすごい! (2019年5月17日 16時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kotorin♪ | 作成日時:2019年2月23日 10時