姫だけど、守りたい

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ﾅﾂﾒ「あなたが皆の歌を奪っていた犯人ね！」

『その歌…よこせぇぇえ！！』

うわ、こっち来たし

ﾄｳﾏ「春風さん！！」

ｻｸﾗ「ふふっ」

ちょっぴり本気、出しちゃおっかな？

瞳が赤黒く変化した


ﾊﾟﾁﾝｯ


私が指をならすと時が止まった
私は妖怪の後ろにまわり、もう一度指をならす


ﾊﾟﾁﾝｯ


時が動き始める

ｱｷﾉﾘ「あれ？春風さんは…」

ｹｰｽｹ「あそこ！！」

ﾅﾂﾒ「え！？瞬間移動！？」

『よこせぇぇええ！！』

ｻｸﾗ「雷神の術！！」


ﾊﾟﾁﾝｯ


指をならすと妖怪に雷が落ちた

ｳｨｽﾊﾟｰ「あの力は！」

妖怪はライトサイドへと変化する

？「…！！」

瞳が桃色に戻る

ｻｸﾗ「…！あなた…まさか…」

？「サクラ様！？」

ｻｸﾗ「ウラル！？」

マジか

皆「「「「「？」」」」」


ﾊﾟﾁﾝｯ


私とウラルだけ動けるようにして時を止める

ｻｸﾗ「ちょ、ウラル何でここに！」

ｳﾗﾙ「サクラ様を探してたんですよ！」

ｻｸﾗ「とりあえず私に話をあわせて！！」

ｳﾗﾙ「わかりました！！」


ﾊﾟﾁﾝｯ


ﾅﾂﾒ「えっと…これは一体どういう状況？」

ｻｸﾗ「えっとー…この妖怪、多分前の私の執事…」

嘘だけど

ｹｰｽｹ「執事！？」

ﾅﾂﾒ「春風さんってお金持ち！？」

ｱｷﾉﾘ「でも、どうして歌を奪ってたんだ？」

ｳﾗﾙ「それは…サクラ様の幼い頃の夢を叶えて差し上げたかったからです」

ｱﾔﾒ「夢？」

ｳﾗﾙ「サクラ様は幼い頃、アイドルを目指しておられました」

あーそんな時期もあったー(棒)

ｳﾗﾙ「歌が上手い人の歌を奪い、サクラ様に差し上げれば、アイドルとしてデビュー出来るかもと思っていたのですが…」

ｱｷﾉﾘ「なるほどな」

ｻｸﾗ「その夢、もう今は夢ではありません。」

ｳﾗﾙ「え…」

ｻｸﾗ「それに、知らない人を巻き込んでまでアイドルになりたいと思ったことはありません。もうこのようなことしないでください」

ｳﾗﾙ「はい…」

ｻｸﾗ「でも…私のために、ありがとうございます！ウラル！」

ｳﾗﾙ「…！どういたしまして！サクラ様！」

ウラルがアークになった

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ﾅﾂﾒ「ところで、春風さんのあの力、何！？」

あ、

適当に誤魔化すか

ｻｸﾗ「何か小さいころから使えるんですよね…」

ﾄｳﾏ「そうなんだ」

ｻｸﾗ「じゃあ、私の家、こっちなので」

ｱﾔﾒ「またね！」


ｳｨｽﾊﾟｰ「…何も起こらなければ良いのですが…」

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