私は遊びたい！！【軍パロ】【d！】 (ページ9)

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zm side

…逃げられた。

インカムを使おうとしている間に。

sha「アイツを追うぞ！」

俺達三人は城の中へ急いだ。

やつの目的場所は総統室だろう。
罠があるからそう簡単に辿り着きはしないが。

zm〈ロボロ、アイツ罠引っかかっとる？〉

rb〈あかん。最初の2、3発ぐらいは発動してるけど
引っかかってる様子は無いし、そのあとの全部
避けられてる〉

どうやら相当ヤバイ奴のようだ。

zm「シャオロン、シッマ。俺はこのまま総統室向か
うから他の奴に伝えといてくれ！」

kn sha「わかったわ/りょーかい！」

間に合ってくれ！

Aside

こちら総統室前。いやぁ大変だったね。
罠めっちゃあったわ。

避けつつ走ってたら大きな扉を見つけた。

ここか。

威圧感ハンパないな。

ノックして入るとするか。礼儀は大事って母さんが言ってた。

コンコン

『失礼します！』

入るとそこには二人の男が居た。

ひとりは真っ黒の髪を七三分けにした眼鏡をかけている紅い目の人。

もうひとりはキラキラと輝く金髪に、同じように眼鏡をかけている血のような真っ赤な目の人。

二人とも美形だなぁなんて呑気に思っていると

？「…どうやってここに来た。何しに来た。」

と黒髪さんに言われた。怖っ。

『普通に来ましたけど…』

？「罠はどうしてん」

『避けて来ました』

？「ほう」

金髪の方は感心したようにこちらを見る。

『あの、荷物、返してもらえませんか？』

？「…は？わざわざ荷物取りに来るために戻ってき
たんか？」

そうだよ。

長い沈黙

？「…ハッハッハ！！トン氏！やっぱり気に入った
ゾ、コイツ！」

それを破ったのは金髪の人の笑い声だった。

？「ちょ、グルさん黙っときや！え、そんだけ？
ここに来てさた理由」

『なんか悪いですか？』

？「あ、いや拍子抜けしただけや。そんなに大事な
もん入っとったんか？」

『母の形見のナイフとハンドガンです！大事なもの
なんです！母が亡くなる寸前にくれたんです！』

ふざけんなよこの野郎。

？「あー、その、なんかすまんな。」

黒髪さんなんか凄い申し訳なさそうな顔してる。
やべえ。言い過ぎた？この人達国のトップだよね。
これまずいんじゃ？

？「とりあえず話をしよう」

金髪さんにそう言われ、この場は一旦落ち着居たのであった。