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zm side
怪しい人物はすぐ見つかった。A ラベンデット
という奴だ。昨日この国に入って来たやつらしい。
だけど女なんだよなコイツ。でも映像を解析した限り身長はそれっぽいんだよな
今の時刻は午後1時。ソイツが泊まっているという宿に行ってみると…
寝てた。
うん？ほんとにコイツか？
しかもめっちゃかわいいな。
そのとき椅子に引っ掛けてあった黒いレインコートが目に入った
やっぱコイツっぽいよなぁ
とりあえず連れてこいって言ってたし連れて行くか
他に怪しいところは…っと
部屋に置いてあった鞄。よく見ると中身が光っている。
zm「ナイフ…とハンドガン？」
前言撤回。コイツ怪しいわ。即地下牢行きな。
俺はコイツが途中で起きないように1発殴ってから
連れて行った
Aside
ココドコー？牢屋？いやなんで？
体を起こそうとすると後頭部が痛かった。
なるほど。殴られたのか！そっかぁ！
いやおかしいだろ。
ふと脚に違和感があった
『…足枷』
なんてやつだ！何にもしてない(国境を無断で越えた)女の子を足枷付けて牢屋に入れるなんて！
あ、枕取りに行ったせいか。普通に考えればそうか
ふむ。どうしようか。このままここに居ても絶対に出してもらえないだろう。
だって何であんな事したんだって言われても枕取りに行っただけなんです！って誰にも信じてもらえないよ。
『逃げるか』
それが良い。とりま逃げよう。
私は周りの状況を確認した。全く物音がしない。
地下か。鉄格子の奥にダクトがある。
あそこから逃げよう。
まず私は足枷の鎖を引き千切った。
手がじんわりと痛い。
久しぶりにやったし当たり前か。
そのあと鉄格子を少し曲げて抜け出した。
ダクトを開けて侵入する。意外とダクトは広かった。
何でだ？広いと侵入されやすくないか？普段から誰か使っているのだろうか。
そのまま進んでいると前と同じ気配がした。
やっぱ誰か使っているのか。この国の幹部は変人みたいだ。
バレないようにこっそりと庭のようなところへ出るともう日が沈みかけていた。
もうこんな時間だ。どれだけ閉じこめられてたんだ私。宿の場所はばれてるだろうから荷物を取りに行って
母さんが住んでた家を探そ。
てか城の中にまで畑があるのか。ひとらんらん様とやらが作っているのかな？おかげで逃げやすいけどね。
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作者名：れぴ | 作成日時：2019年8月28日 0時
