33話 ページ34
ﾁｯ…ﾁｯ…
静寂したリビングに時計の音が鳴り響いているけど私の耳には4人の声しか入ってきてなかった。
理由は動画編集。
1時間くらい前は動画撮ってバカ騒ぎしていた4人。いまその4人はというと…
目線を下に向けるとそこにはソファに寝転がって寝ているみっくん、そらの姿が。
てかなんで寝てるの。
りくは晩御飯の買い出し。ジャンケンで負けたらしい。可哀想に。
えいちゃんは私が後ろ振り向くとえいちゃんの大きな背中が見えた。何故か私と対になって動画編集してる
私の視線に気付いたのかえいちゃんも後ろ振り向いて首をこてん、と曲げた
エイジ「何？なんか分からないところあるの？」
A「いや別に。話し相手いなくて寂しいなーって思ってたところ」
エイジ「あ、そう。じゃあ俺と話そうよ」
と言ってえいちゃんはパソコンを持って私の横に来る。えいちゃんの顔を見ると長くてサラサラな赤髪が顔にかかっていてよく見えない。
いつもの癖なのかな、みっくんと同じように頭を振って顔が見えるようになった。
エイジ「…何？じっと見て。俺の顔になんかついてる？」
A「いや、別に。髪の毛染めてるのにサラサラだなぁって思って。」
エイジ「何その質問w俺の髪質がいいのかもしれない。そらもよく染めてるけどかなり傷んでるらしいけどな」
A「ふーん…」
と何故か素っ気ない返事をしてしまい目線をパソコンに戻す。
と、頭を撫でられたような気がしてバッとえいちゃんの方をむく
エイジ「あれ？髪触られるのやだった？w」
A「驚いただけ。どうしたの？」
エイジ「いや、Aの髪もサラサラだよなぁって思って」
A「なにそれw」
と言ってからえいちゃんはまた髪を触り始めた。
…こういうのってカップルがやる行動じゃないのかな。勘違いしていいってこと？いや。それは無いだろう。と自分の中で葛藤をしていたその時、
エイジ「Aも、髪染めれば？」
A「…え？」
エイジ「えって何w何色がいいとかあるの？」
まさか、言われるとは思ってなかった。髪を染めようなんて他の芸能人の人か染めていても私はずっと黒髪だった。
けど、4人を見てると髪染めたいと思ってる自分も少しいて。それで少し悩んでたから適当に返事してしまった。
A「うーん…赤、とか？」
エイジ「俺の色じゃんww俺の事好きなの？」
A「うん。」
エイジ「…
え？」
A「え？
…あ」
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パウダー - 思わず一人でにやけてしまいました笑とても面白く、ドキドキしてしまう素晴らしい作品だと思います！是非また続き見てみたいです！これからも、頑張ってください！ (2019年5月19日 23時) (
レス) id: 7100d68531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲夜 | 作成日時：2019年3月5日 20時
